沖縄トラベルのKOBOです!
日本全国でファンも多く、海外からの注目も集まっている「やちむん」
そんなやちむんに携わり14年、約1年前にご自分の工房を構えた、沖縄は西原町にあるやちむん工房 與那嶺(よなみね) さんへお伺いしました。
たっぷりとお話を聞かせて頂きましたのでお写真つきでご紹介したいと思います。
Contents
やちむんとの出会い
ですが何か面白いことを自分でやりたいと漠然と考えていて…
そんな時、泡盛メーカーさんの器を作る求人を見つけたんです。
そこでなんだか面白そう!とピンときたんです!
泡盛メーカーで器を作る職人の求人を見つけたことから、異業種からやちむんの世界へと足を踏み入れた與那嶺さん。
その後、陶芸家の金城敏勝さんと出会ったことでやちむん作家としての道が大きく開かれて行きます。
線彫りの作品からスタート
金城さんの作品に惚れ込んだ與那嶺さんは、金城さんの工房に通い詰めてやちむんについて教わりながら作品を作っていったそうです。
線彫り(せんぼり)とは、素地に葉や花などリアリティを必要とする文様を彫り込むテクニック。
與那嶺さんの作品の大きなポイントでもある線彫りも、金城さんの作品から影響を受けたものでした。
その他にもたくさんの人から釉薬・絵付けのことなどを学び、とうとう2019年にやちむん工房 與那嶺が生まれたそうです。
インスピレーションはどこから?
與那嶺さんは生まれも育ちも沖縄の生粋のうちなーんちゅ。
「自分が思う沖縄らしさ」と「外から見た沖縄らしさ」を考えながら器を作っているんだそうです。
新作のフリーカップは沖縄のコバルトブルーの海のよう。沖縄らしさを感じるデザインはお土産にもピッタリですね。
工房を見せてもらいました
ろくろを挽いて成形後、乾燥させ化粧土を掛けられたやちむん。
絵付けをするところを見させてもらいました。
真剣な眼差しで絵付けをする與那嶺さん。
一つ一つ、丁寧な手作業によってつくられているんですね…
同じ作家さんが同じ作品を作っても、手作りだから全く同じものはもう作れない。
どんな物でも簡単に作れる便利な時代だからこそ、こんな手作業で作るやちむんの価値を改めて感じます。
作品を作る上で、大切にしていることってありますか?
あまり塗料を硬くせず、わざと滲むようにして味わいを出すようにしている作家さんもいるそうで、こう言ったところにが個性出るんですね。
僕は沖縄に移住してからやちむんが大好きになりいろいろな作家さんの器を見たりしているのですが、同じ唐草模様のデザインでも全然違うやちむんなんですよね!
工房の入り口付近にある大きな窯でやちむんを焼き上げます。
全ての工程を一人でやるってすごい…
工房・ギャラリーは基本的にいつでもオープンはしていますが、取引先への納品や原料の調達で外出していることもあるとのこと。
工房へく際には、SNSをチェックするか電話で確認をしてから行った方が良いと思います。
ちょうど作業をしていれば製作過程を見せてもらうこともできるそうですよ!
作品のギャラリー
與那嶺さんの工房はギャラリーも併設しています。
実際にやちむんを作っているところを見た後なので、ギャラリーを見る楽しさも倍増!
たくさんの種類があってテンション上がる〜!
どれもこれも素敵ですが、唐草模様の5寸皿が人気だそうです。
飾るより、日常で使って欲しい。
日常に溶け込むように、普段から使ってもらいたいと言う與那嶺さん。
お気に入りの器を使ってもらって、楽しみが一つ増えたら嬉しいですね。
この大皿も素敵ですね〜!
和食はもちろんだけど、洋食も合いそうなデザイン。
那覇空港からもそんなに遠くないので、是非足を運んでみてくださいね!
これからのこと
インタビューが終わり帰り際、與那嶺さんが作ったマグで珈琲を煎れてくれました。
作り手の温もりが伝わる器でいただく1杯は格別なのでした…
良いところや沖縄らしさを大切にしながら、與那嶺さんの感性で作られていく作品。今後も楽しみです!
貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました!
やちむん工房 與那嶺(よなみね)の基本情報
電話番号/090-6858-5669
営業時間/10時〜17時
定休日/不定休
駐車場/有り
那覇空港から車で30〜40分
SNS/やちむん工房 與那嶺instagram
WEB/やちむん工房 與那嶺公式サイト
アクセスマップ・所在地
住所/沖縄県中頭郡西原町小橋川字小橋川107-1