やちむん通りのカフェ「うちなー茶屋ぶくぶく」では、沖縄の伝統的なお茶、ぶくぶく茶をいただけます。
伝統菓子とやちむんで、沖縄ならではのティータイムが楽しめるうちなー茶屋ぶくぶく。お店の雰囲気やメニューなどを詳しく解説していきます。
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そもそもぶくぶく茶とは
ぶくぶく茶は、琉球王朝時代に外交やお祝いの席で飲まれていました。漢字では「福福茶」と書くことから、「幸福のお茶」とも呼ばれています。
はじまりは1587年。京都で豊臣秀吉が主宰したお茶会です。
お茶会から、煎ったお米をお茶の代用とした「こがし」が琉球に伝わり、そのお茶がぶくぶく茶のもとになりました。
フワフワの泡は白米とさんぴん茶、そして硬水を使ってつくっています。硬水を使うことでしっかり泡立つので、サンゴ礁を含む硬水が豊富な沖縄だからこそ、ぶくぶく茶が発展したんだとか。
うちなー茶屋ぶくぶくの雰囲気
那覇市の国際通りから歩いて10分ほどの場所にある、沖縄伝統の焼き物が集まる壺屋やちむん通り。
レトロな平和通り商店街を抜け、壺屋やむちん通りをしばらく進んでいくと、左手に「うちなー茶屋&ギャラリーぶくぶく」が見えます。
のれんをくぐって店内に入ると、入り口の前がギャラリーになっています。
センスよく並べられたやちむんたち。王道のデザインからちょっと珍しいデザインまで、多種多様なやちむんが並べられています。
ギャラリーにあるものは購入することもできるそうです。
優しい光が差し込むカフェスペースは、なんとも心地いい雰囲気です。うちなー茶屋ぶくぶくには、地域猫がふらりと遊びに来ることもしばしば。
うちなー茶屋ぶくぶくのメニュー
- ぶくぶく茶(お茶菓子付き)ホット/アイス 1000円
- やむちんコーヒー 580円
- カフェラテ 630円
- 石垣島ジンジャーエール 750円
- 黒糖ぜんざい 650円
- 紅芋のパフェ 650円
- ケーキセット 1,050円
うちなー茶屋ぶくぶくのメニューは、ドリンクとスイーツのみで食事はありません。沖縄ならではの食材を使用したメニューが多く、ティータイムの利用にぴったり。
うちなー茶屋ぶくぶくのぶくぶく茶
こちらがぶくぶく茶です。オーダーしてからしばらくすると、芳ばしい香りとともにぶくぶく茶がやってきました。
お茶の味はというと、甘みはありません。麦茶の香りをもっと強くしたような感じです。ちなみに、ぶくぶく茶を飲むにも作法があります。
⑴ ぶくぶく茶を両手で持ち上げ、神様に一礼
⑵ 器を斜めにしないように平行に持ち、器に口をつけて泡とお茶を一緒にすする
私も挑戦してみましたが、とりあえず泡が顔面に押し寄せてきてうまく飲むことができませんでした。笑
しかし、うちなー茶屋ぶくぶくでは作法は気にせず飲んでOKとのことなので、スプーンを使って飲むといいでしょう。
そして、お茶と一緒に沖縄の伝統的なお菓子もついてきました。ちんすこう、くんぺん、ちーるんこうの3つです。
ちんすこうは沖縄版クッキー。くんぺんはピーナッツ餡の入った琉球菓子、ちーるんこうは沖縄のカステラです。
おしゃれなやちむんで飲むホットコーヒー
ホットコーヒーは、好きなやちむんに入れてもらえます。
食器棚の上段はやちむん通りのお店のもの、中段は読谷村のやちむんの里からやってきたもの、1番下の段は県内各地の作家さんがつくったというものです。
私は迷いに迷って、きれいなグリーンのマグカップをチョイスしてみました。ちょっと洋風なデザインのやちむんです。
オーガニックの豆を使用しているというコーヒーは、しっかり濃いめの味。コーヒー用のお砂糖は沖縄の黒砂糖です。コーヒーのお供にちんすこうも添えてありました。
うちなー茶屋ぶくぶくの基本情報
所在地:沖縄県那覇市壺屋1丁目22−35
※ゆいレール牧志駅から徒歩約10分
電話番号:098-943-4811
営業時間:11時~18時
定休日:火曜日
支払方法:クレジットカード可
駐車場:なし(近くにコインパーキングあり)
うちなー茶屋ぶくぶく周辺の寄り道スポット
那覇観光で外せないのが、首里城です。首里城の至るところから、沖縄の歴史と文化を体感できます。
うちなー茶屋ぶくぶくから車で約15分です。
識名園も、沖縄の文化を感じられる場所です。琉球王国時代の国王が利用していた別荘で、自然豊かな庭園と沖縄の伝統的な建築物を楽しめます。
うちなー茶屋ぶくぶくから車で約12分です。