沖縄県民が届ける沖縄観光情報

沖縄で遊ぶ

轟の滝|沖縄の名護にある地元民が集う隠れスポット

轟の滝

沖縄は名護市にある轟の滝は隠れスポットではありますが、地元民に愛される観光名所。
車椅子でも見学できるバリアフリーになっていて、とても設備も綺麗です。

今日はそんな轟の滝を、お写真いっぱいでご紹介したいと思います!

轟の滝(とどろきのたき)はどんなところ?

沖縄にあるバリアフリーの観光名所バリアフリーなので二世帯旅行でも安心

簡潔にまとめるとこんなところ

・沖縄には珍しい滝を見られる
・園内は綺麗に整備されている
・バリアフリーで車椅子でも見学できる
・地元の方がバーベキューを楽しんでいる
・こどもたちが滝下の水あそび広い場で遊んでいる
・穴場スポットなのでそこまで混雑していない

KOBO
KOBO
トレイや設備が新しくて綺麗でしたよ!お子様から大人まで、みんなが安心して楽しめる場所だと思いました!

この場所に行く前にネットで調べたところ、整地されていない様子で川をまたがないと滝まで渡れない様子でしたが、今では綺麗に整っていますので大丈夫です。

みどころ

轟の滝の用水路轟の滝にある用水路

みどころはこんな感じ

・1500万年前にできた高さ80メートルの一枚岩
・落差30メートルある滝
・自生する植物や生き物
・川の上を流れる用水路

順をおって説明していきますね。

まず無料の駐車場があるので、車をとめたらすぐチケットが買える売店が見えますので、そちらでチケットを購入します。(売店と言っても、売っているのはチケットのみ)

無料パーキング

中に入ると広場になっていて東屋もありました。
地元の方はここでバーベキューができるようですよ!

管理事務所

みーちならび大会など、イベントも時々この広場で開催されているんだって。
(みーちならびとは、碁石を左右上下や斜めに3個並べて勝敗を競う盤上ゲームのことです)

バーベキューもできるんだって。
さすが沖縄!BBQ文化が根ざしていますね!

名勝轟の滝公園

広場を抜けるとこんな感じ。
左に降りれば川に行けるし、右に行けばそのまま滝への遊歩道になっています。

広場を抜けたところ

まずは右に進んでみましょう。以前はここが歩道になっていなかったようですが今では綺麗ですね。

御先七御水(うさちななうび と読みます)の石碑の前を通っていきます。

御先七御水

昔は今帰仁、源河、伊差川、大謝名、糸満、数久田の県内7箇所の水源を「七御水」と呼んでいたんだそうです。そのうちの一つがここなんですね。

貴重な水源を大切に守ってきたんですね。
川にかかった橋を越えたら、もう滝が見えてきますよ!

轟公園橋

おおー!(感動)
岩に囲まれた滝が見えました!

滝が見えてきた

目の前まで行ってみましょう!
それにしても岩がすごい…

ゴツゴツした岩

歩道が滝の目の前まで続いているので安心ですね。歩道があって本当に良かった。笑

下がこんなに岩だらけで、どうやってこの歩道を建てたんでしょうか…素朴な疑問です…

滝まで続く歩道

ここまで距離はほとんどありません。
車から降りて、まっすぐ来れば数分で到着です。

沖縄 轟の滝

やっぱり間近で見ると迫力がありますね!
マイナスイオンが出ているような…そんな気がしました。

清らかな轟の滝をたたえて多くの「和歌」や「琉球の歌」が生まれたという話があるほど。

とどろきのたき

滝の落差は30メートルあるそうです。
水源は上流から続いている轟川。

滝が流れている右側の大きな岩は、デイサイトという火成岩の一つで1500万年前にできたもの。

この地域には名護層という千枚岩が広がっていて、その層の割れた隙間に地下から上がってきたマグマが入り込んで冷えて固まりこのような形になったんだって。

こういう歴史にロマンを感じてしまうんですよね〜。
わかってもらえるかしら?笑

巨大な一枚岩

とにかく、かなり大きな一枚岩で見応えがありますよ。
岩の高さは80メートルあるんだそう。

周りは山に囲まれているような感じで、シダやヒカゲヘゴなどの植物を観察できます。

ヒカゲヘゴ

歩いていてすごく気持ちがいい。深呼吸しちゃう。

うまく言えないけど、水や植物からもらえるエネルギーって、なにかあると思う。
(スピリチュアルとかそういう意味じゃなくて)

ヘゴの芽

ヘゴの芽もかわいい。

滝から下を見下ろすとこんな感じ。

滝壺

滝壺には入れませんが、下の川で子どもたちが遊んでいましたよ^^

川遊びができる

見どころが他にもありそうなので、少し戻って散策してみましょう。
川の麓まで行ってみたい。

少し戻ったところに散策路の入り口があったので早速行ってみましょう。

散策路

こちらは森林浴通り。
猪垣跡(ししがきあと)との看板がでていました。
(しし垣とは、害獣の進入を防ぐ目的で山と農地との間に築かれた垣根や石垣、土塁のことです)

森林

昔の生活が垣間見えるというか、想像しながら歩いてみると面白い。
もう少し先まであるので進んでいきます。

猪垣跡

ここが突き当たり。

森の中

あれ?突き当たったけど、何もない…

沖縄 戦時中の避難場所アホナギバル

ここはアホナギバルと言って、戦時中に住民の方が避難する小屋があった場所らしいです。
今はその姿はなく、木々が生い茂っていました。

散策路は反対側にも歩けるようになっていて、珍しい植物や生き物がいるとのことだったので行ってみることに。

先ほどのアホナギバルは階段になっていましたが、途中まではバリアフリー。
休憩できる場所も所々ありました。

東屋

大きな岩が積まれたエリアがありました。
ここも何か意味があるのでしょうか?

轟の滝 川

川が流れていて、下まで降りられるようになっています。

大きな岩が積まれたエリア

この先に行くと、インスタ映えしそうなスポットを発見!笑

門のような用水路

近くまで入りて行けますが、ちょっと急な坂道。
滑りそうで少し怖かったですがゆっくり降りてみると…

美しい!!
木々が水面に写り込み、幻想的な雰囲気を出していました。

緑が美しい小川

滝から流れてきた川がここまで来ているんですね〜。

川の色は緑色で透明度はありませんでしたが、水辺の植物もいい感じ。
この川では、たくさんの生き物が観察できるそうですよ。

水辺の植物と小川

この川に住む生き物は、オオウナギ(大きいもので1.5メートルにもなる!)やハゼ、ユゴイや大きなモクズガニ!←めっちゃ美味しいやつ 笑
ミナミテナガエビなど、エビの仲間も数種類いるんだそう。

写真では写っていないですが、川で遊ぶ男の子たちがいましたが、もしかしたら何か生き物観察していたのかな?
観察したら川にかえしてあげましょうね〜。

轟の滝の上流にも行ってみたい〜!と思って調べてみたところ、米軍の訓練場になっているので許可なく立ち入ることはできないんだそう…
上流にしか生息しない、かなり珍しいキバラヨシノボリという色が鮮やかなハゼがいるとのことで見てみたかったのですが残念です><

川に落ちた葉っぱ

癒される…自然が好きな人ならきっとお気に入りのスポットになるに違いない。

鳥の鳴き声がかなり近くで聞こえました。

シダ類が自生する道

この日はじめてこの場所に来ましたが、ほとんど観光客の姿はなく。地元の方が数組いるくらい。

地元民、うちなーんちゅの集いの場所なのかもしれませんね。

この日に見られた貴重な植物たち

イルカンダの花

こちらはイルカンダの花。
ブドウの房のような形をしていますね。

とっても貴重な植物で、昔は沖縄のあちらこちらでよく見られたそうですが、今は「幻の花」と言われているくらい見ることができないんだって。

ちなみに沖縄北部では大石林山でもこのイルカンダの花が見ることができるのですが、4年ぶりに開花したとニュースになっていました。

こちらはちょっと地味ですが、竹の花です。
竹って花が咲くんですね…知りませんでした。笑

竹の花

竹の花は40年〜120年に一度開花すると言われていて、地域に住む方の話では100年ぶりの開花と言われているんだって!写真を撮れて本当にラッキーでした〜。

食事ができるお店も一応ある

名護のそば処 ゆくる

轟の滝の入り口、駐車場前に「そば処 ゆくる」というお店が一つだけあります。
沖縄にゆくるというお店が他にもあって、こちらのお店はネット情報が出てきませんでした。

ランチメニュー

・沖縄そば定食1000円 / ゆくるそば800円 / 三枚肉そば700円 / 骨汁定食500円(限定5食) / 素そば500円 / ジューシーor白米150円

メニューはこんな感じ。沖縄そばのお店で、定食にすることもできるようですね。
営業時間は午前10時〜16時まで。

轟の滝の基本情報

轟の滝の券売機

入場料金
一般200円 小中高生100円 シニア100円(70歳以上)
未就学児・障害がある方は無料。

開園時間
年中無休。午前9時〜午後6時まで開園。

連絡先
数久田「轟の滝公園」管理事務所
電話 0980(43)9299

住所・アクセス

住所
〒905-0023 沖縄県名護市数久田594番地

駐車場

轟の滝の駐車場轟の滝の駐車場

轟の滝への行き方

轟の滝への行き方国道58号の看板によると1キロの距離みたい

・名護バスターミナルからバスで10分

・車で行く場合は国道58号線 許田ICから北上し数久田の信号を右折します。
看板があるので川沿いをそのまま道なりに進むと5分ほどで突き当たりにでてきます。

ABOUT ME
KOBO
沖縄トラベルのサイト設計やインスタのクリエイティブ制作を担当。沖縄と関東を行ったり来たり。人物撮影をメインに活動中。→KOBOのInstagram

Related Posts