「久米島に行ってみたい」「時間がないから観光スポットを効率よく周りたい」
自然豊かで素朴な雰囲気が魅力の久米島。興味がある人は多いかと思いますが、どのくらいの時間があれば観光できるのかも、どこをどんな順番で観光すればいいのかもわからないですよね。
そこでこの記事では久米島観光でできること、おすすめの観光スポット、モデルコースを紹介します。
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Contents
久米島ってどんな場所?
久米島は、那覇市の西方約100kmに位置する人口わずか7,434人の離島です。
総面積は63.21k㎡で、久米島本島や奥武島(おうじま)、オーハ島などの島々で構成されています。
海と山に囲まれた久米島は、島全体が県立自然公園にも指定されているほど自然豊かです。
そんな自然あふれる久米島の楽しみ方を紹介します。
※引用:久米島の面積・人口・世帯数|一般社団法人久米島町観光協会公式サイト(令和4年8月末時点)
久米島観光の楽しみ方
①沖縄県内でもトップレベルの美しい海で遊ぶ
久米島を代表する観光スポットであるハテの浜や、1996年に「日本の渚百選」に選ばれたイーフビーチなど、沖縄県内でもトップレベルの美しい海が最大の魅力です。
真っ白な砂浜にエメラルドグリーンの海は、まさに離島のイメージそのもの。久米島海域にはサンゴ礁が豊富で、礁保全再生活動も盛んに行われているため、海の透明度が抜群なのです。
また、沖縄本島のビーチに比べると人が少ないので、落ち着いた雰囲気の中で静かにゆったりと過ごせます。
②ダイビングでジンベエザメやマンタに会う
久米島周辺には、ダイビングスポットが多く点在しています。島の周りは水深が深く、港から遠くない場所でもダイビングを楽しめるので、ボートが苦手な人も安心です。
また、久米島はジンベエザメやザトウクジラなど大型の魚に会えることでも知られています。2017年には、久米島海域でマンタのクリーニングステーションも発見されました。
クリーニングステーションとは、マンタが体に付いた寄生虫を「クリーナー」と呼ばれる小さな魚に掃除してもらう場所のことです。
久米島のクリーニングステーションは「マンタステーション」と呼ばれており、高確率でマンタに会えるとあって、多くのダイバーが訪れています。
③久米島ならではのグルメを堪能する
久米島は沖縄を代表する人気食材、海ぶどうの養殖が盛んです。海ぶどうの養殖に海洋深層水を使うことによって、水温や水質を適切に管理。季節を問わずプチプチの新鮮な海ぶどうが食べられます。
また、車えびの生産数は全国一で、車海老を使ったグルメもたくさん。その他にも新鮮な魚やもずく、パイナップル、久米島みそを使ったクッキーや沖縄そばなど、久米島旅行ではグルメも楽しみのひとつです。
久米島のおすすめ観光スポット6選
はての浜
久米島を代表する観光スポット、はての浜。久米島の東側にある砂州でできた無人島です。
透明な海と真っ白な砂浜は「東洋一の美しさ」といわれるほど美しく、まるで楽園のようです。
はての浜では、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しめます。
久米島からはての浜行きのフェリーは出ていないので、ツアー会社を利用していきましょう。
所在地:沖縄県久米島町謝名堂
休業日:特になし
入場料金:無料
イーフビーチ
イーフビーチは、久米島の東側にある天然ビーチです。ふわふわのパウダーサンドが約2kmも続いており、日本の渚100選に選ばれました。
遠浅で波は比較的穏やかなので、海水浴に人気です。
所在地:沖縄県久米島町謝名堂
営業時間:自由見学
休業日:特になし
入場料金:無料
畳石(たたみいし)
畳石は、約600年前にできた五角形や六角形の奇岩です。安山岩質のマグマが地下でゆっくりと冷え固まるときにヒビができた珍しい岩で、国の天然記念物に指定されています。
岩の表面は波によって削られて平らになっており、自然のものとは思えない美しさです。
所在地:沖縄県久米島町奥武島
営業時間:自由見学
休業日:特になし
入場料金:無料
ミーフガー
子宝のご利益があるといわれるパワースポット、ミーフガー。ミーフガーとは方言で「女岩」という意味で、子宝祈願に多くの人が訪れます。高さ約20mの岩は、まるで夫婦が寄り添い合っている姿のようです。
ミーフガーの目の前には海が広がっており波が高いこともあるので、干潮時間に行くといいでしょう。
所在地: 沖縄県島尻郡久米島町仲村渠
営業時間:自由見学
休業日:特になし
入場料金:無料
上江洲家(うえずけ)住宅
上江洲家住宅は、約250年前に建てられた国指定の重要文化財です。上江洲家は久米島、具志川城主の末えいであるといわれており、地頭を勤めた旧家として知られています。
目隠しである「ひんぷん」に赤瓦屋根、そして一番座、二番座、三番座と沖縄の伝統的な間取りで造られており、亀甲乱れ積みの立派な石垣も特徴です。
所在地:沖縄県久米島町西銘816
営業時間:9時〜18時
休業日:不定休
入場料金:大人300円、中学生200円、小学生100円
比屋定(ひやじょう)バンタ
比屋定バンタは、久米島随一の景勝地です。バンタとは方言で「断崖」のことで、高さ約200mもある比屋定バンタからの景色は大迫力!
展望台からは、はての浜や久米島周辺の島々、晴れていれば沖縄本島まで見えます。
所在地:沖縄県島尻郡久米島町
営業時間:自由見学
休業日:特になし
入場料金:無料
久米島で人気の飲食店
やん小(やんぐゎ~)
沖縄そばの人気店、やん小。久米島特産のそけいもやしと味噌を使った「もやしそば」が人気メニューです。
出汁は、久米島赤鶏と県産豚骨がベースとなっており、久米島産「ゆき」味噌と首里の「玉那覇味噌」をブレンド。あっさりとした中にもコクがある、絶品のスープです。
閉店前に沖縄そばが売り切れてしまうこともあるので、訪問はお早めに。
所在地:沖縄県島尻郡久米島町西銘1372−1
営業時間:11時30分〜13時30分(完全予約制で18時〜23時の営業も可能)
休業日:日曜日
電話番号:090-3790-4518
ゆくい処 笑島(わしま)
ゆくい処 笑島では、久米島の特産品である車海老や味噌を使った「車海老そば」をいただけます。
マンゴーチキンカレーや軟骨ソーキ丼、とんかつ定食などの、沖縄そば以外のメニューも充実しています。海が見えるカウンター席でおいしいランチを味わってはいかがでしょう。
所在地:沖縄県島尻郡久米島町仲泊599
営業時間:11時〜14時
休業日:木曜日
電話番号:080-3226-3130
沖縄在住ライター考案!久米島観光モデルコース
久米島はサっとまわれば2〜3時間ほどでも1周できますが、せっかくフェリーや飛行機に乗って行くのなら、心ゆくまで満喫したいですよね。
そこで今回は、久米島の見どころをしっかり楽しめる、1泊2日と2泊3日の観光モデルコースを紹介します。
1泊2日の久米島観光モデルコース
1日目
空港周辺でレンタカーを借りる
↓(約12分)
ミーフガー【滞在時間 15分】
↓(約10分)
上江洲家住宅【滞在時間 30分】
↓(約2分)
やん小でランチ【滞在時間 45分】
↓(約15分)
イーフビーチ【滞在時間 1時間】
↓(約12分)
比屋定バンタ【滞在時間 15分】
↓
ホテルへ
久米島旅行1日目は、ミーフガーや上江洲家住宅、比屋定バンタなど久米島内にある主要な観光スポットを巡ります。
ランチは久米島の人気店、やん小でもやしそばをいただきましょう。
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2日目
はての浜でマリンアクティビティ【滞在時間 2〜3時間】
↓(約30分)
奥武島キャンプ場でBBQランチ【滞在時間 2〜3時間】
↓(約1分)
畳石【滞在時間 15分】
↓(25分)
レンタカーを返して空港へ
2日目は朝からはての浜でシュノーケリングやカヤック、マーブルなどに挑戦。
マリンアクティビティをたっぷり楽しんだら、奥武島にある「奥武島キャンプ場」へ!BBQ機材セットのレンタルから食材の販売もしているので、手ぶらで気軽にBBQできます。
BBQセットには牛カルビ、豚ロース、カット野菜、久米島そば、さらに久米島特産の車海老が2匹も付いて1人につき2,750 円〜(税込)です。
キャンプ場には雨でもBBQできる炊事棟、温水シャワーや更衣室などの設備も充実しており、キャンプセットを借りて宿泊もできます。テントはスタッフが設営・撤収までしてくれるので、キャンプ初心者でも安心です。
たっぷりBBQを楽しんだら国指定天然記念物の畳石を見て、久米島とお別れです。
2泊3日の久米島観光モデルコース
1日目
空港周辺でレンタカーを借りる
↓(約12分)
やん小で沖縄そばを食べる【滞在時間 45分】
↓(約15分)
比屋定バンタ【滞在時間 15分】
↓(約15分)
イーフビーチで海遊び【滞在時間 2〜3時間】
↓(約15分)
YUNAMI FACTORYで紅芋シュークリームを買う【滞在時間 10分】
↓
ホテルへ
1日目はドライブしながら比屋定バンタで絶景を眺め、イーフビーチでのんびり海遊びがおすすめです。
ホテルにチェックインする前には、YUNAMI FACTORYで遅めのおやつタイム。名物の紅芋シュークリームを食べたら、早めにホテルへ行って2日目に備えましょう。
2日目
はての浜でマリンアクティビティ【滞在時間 2〜3時間】
↓(約30分)
奥武島キャンプ場でBBQランチ【滞在時間 3時間】
↓(約1分)
畳石【滞在時間 15分】
↓
ホテルへ
久米島旅行2日目は、早起きしてはての浜へ!時間にゆとりがあるので、ダイビングに挑戦するのもおすすめです。
はての浜から近い奥武島キャンプ場でBBQランチをした後は、ハンモックでのんびり過ごしてみては。
3日目
ミーフガー【滞在時間 15分】
↓(約10分)
久米島海洋深層水開発【滞在時間 40分】
↓(約18分)
ゆくい処 笑島でランチ【滞在時間 45分】
↓(約3分)
上江洲家住宅【滞在時間 30分】
↓(約3分)
ちぃとぅ処 福屋でぜんざいを食べる【滞在時間 40分】
↓(約7分)
レンタカーを返して空港へ
最終日は、空港やフェリー乗り場に近い久米島内で観光するのがおすすめです。
久米島海洋深層水開発では、海ぶどうの養殖を見学したり収穫体験に参加したりできます。
久米島への飛行機とフェリーでの行き方
久米島へのアクセス方法は、飛行機またはフェリーの2つです。飛行機の場合、那覇空港から約30分で到着します。
夏季には羽田空港(東京)からの直行便もあり。フェリーは、那覇市にある泊港から1日2便出ています。
ただし、月曜日は午前の1便のみ運航となるので注意してください。久米島への直行便なら3時間、渡名喜島を経由する便なら3時間30分で着きます。
片道料金:大人3,450円・子ども1,730円
往復割引料金:大人6,560円
子ども料金は6歳から11歳まで、5歳以下の子どもは大人1人につき1人まで無料です。割引が適用される往復乗船券が利用できるのは大人のみです。出発日の1ヵ月前から乗船券を予約できます。
予約制で自動車の運送も可能で、運賃は片道12,300円(自動車の長さ3m未満)〜67,880円(自動車の長さ11〜12m未満)です。
久米島観光の移動手段はレンタカーかタクシーで
久米島内の移動手段は、レンタカーかタクシーがおすすめです。レンタカーショップは、フェリーが到着する兼城港よりも空港周辺に多くありますが、兼城港まで送迎してくれるお店もあります。
町営バスも運行していますが、バスが来るのは2時間に1回です。時間帯によっては2時間以上バスが来ないこともあります。
レンタサイクルで観光するという方法もありますが、島内は坂道が多く意外と移動時間もかかります。
レンタサイクルショップは久米島内にいくつもありますが、久米島空港のJALカウンターでも自転車を借りられます。
JALカウンターで自転車を借りられる時間は9時〜17時、最終受け付けは14時です。レンタル料金は3,000円〜、自転車のサイズは身長150cm以上用のみとなっています。
久米島観光モデルコースまとめ
久米島には東洋一といわれるほど美しい海と豊かな自然があり、ダイビングやおいしいご当地グルメを楽しめます。|
急げば4〜5時間ほどでも観光できますが、余裕を持って楽しめるように、最低でも1泊するのがおすすめです。きれいな海で泳いだり久米島食材でBBQしたり、ぜひゆったりと楽しんでください。
久米島観光での移動手段は、町営バスは運行本数が少ないので、レンタカーを借りるのがおすすめです。