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津堅島で癒しの島タイム|沖縄県民が教えるおすすめの過ごし方

うるま市の離島、津堅島(つけんじま)は周囲約7kmの小さな島です。

なんと、にんじん畑が島の60%もの面積を占めているため「キャロットアイランド」と呼ばれています。

コンビニもスーパーも商業施設もないけれど、のほほんとした集落と美しい畑が広がる素朴な島です。

そんな津堅島でのおすすめの過ごし方と、フェリー・レンタサイクル・食事・ビーチなどについて詳しくご紹介します。

フェリーに乗って津堅島へ

フェリーくがに

津堅島へのフェリーは、うるま市の平敷屋港(へしきやこう)から出港しています。

フェリーと高速船が1日に合わせて5往復。

フェリーは片道約30分、高速船なら約15分と気軽に行けるのも良いところ。

にんじんのイラストが描かれていて、津堅島へ到着する前から旅気分を盛り上げてくれます。

平敷屋港の待合所

待合所には、チケット売り場とにんじん色のベンチ、トイレ。

待合所の一角では、お菓子や飲み物が少し売っています。

高速船は約150席、船内とデッキに座席があります。

フェリーは約170席、予約をすれば車の積み込みが可能です。

2階にはテーブル付きの広い席もあります。

フェリーの屋上デッキ

レトロな椅子がかわいい屋上デッキで、景色を楽しみながらの船旅もおすすめです。

ちなみに、フェリーも高速船も往復400円で自転車を積み込むことができます。

かっしー
かっしー
津堅島は釣りスポットとしても人気で、朝早い高速船には釣り竿を抱えた人がたくさんいました!
平敷屋港 津堅港 船種
1便 7時30分 8時 高速船
2便 9時 10時 フェリー
3便 11時 12時 フェリー
4便 14時 15時 フェリー
5便 17時 17時30分 高速船
フェリー 高速船
大人往復料金 1,240円 1,530円
子ども往復料金 630円 790円

平敷屋港
沖縄県うるま市勝連平敷屋3784−21

神谷観光
電話番号/098-978-1100
WEB/神谷観光公式サイト

レンタサイクルが必須

あずま商店

津堅島観光で欠かせないのがレンタサイクル。

津堅港を出て徒歩数分のところにある「あずま商店」で自転車を借りましょう。

大人用・子ども用・子ども乗せ付き自転車が用意されています。

営業日や時間は定まっていないので、事前に電話で営業時間の確認を。

レンタサイクル料金は1台500円。

自転車なら1時間もあれば島をぐるっと1周できます。

徒歩でも2〜3時間で見どころを周れますが、暑い中歩くのは想像以上に過酷です。

かっしー
かっしー
畑の中には自動販売機もないので、飲み物はここで購入しておきましょう!

あずま商店
沖縄県うるま市勝連津堅1195
電話番号/098-978-4029
営業時間/7時〜22時 ※日によって変動あり

島の魅力を満喫するゆるり旅コース

にんじん畑をサイクリング

レンタサイクルを手に入れたら早速、島の中をサイクリング!

収穫時期を迎えたにんじんの畑は、青々とした葉っぱで埋め尽くされていて、まるで童話に出てきそうな風景です。

津堅島のマンホール

マンホールにもにんじんのイラストが描かれているので、サイクリング中に探してみてください。

トゥマイ浜(津堅ビーチ)でシーグラス集め

トゥマイ浜

トゥマイ浜は島の西側にあり、沖縄本島に面したビーチです。

サラサラでふかふかの砂に、透き通った海。

砂浜が1kmつづくロングビーチにはシーグラスがたくさん落ちています。

津堅ビーチのシーグラス

ビーチ沿いに植えられた木の下は日陰になっていて、地元の人が休憩する姿がちらほら。

海を見ながらBBQができる、キャロット愛ランドというキャンプ場もあります。

シャワーやトイレ・ロッカーの利用は、ビーチの目の前にある民宿 神谷荘へ。

パラソル(1000円)、シュノーケリングアイテム(1500円)などのレンタルもしています。

神谷荘のブランコ

神谷荘からビーチへ降りる階段にはInstagramで人気のフォトスポットも。

大人も思わず乗らずにはいられないの絶景ブランコです。

トゥマイ浜
沖縄県うるま市勝連津堅 
遊泳期間/5月ごろ〜10月ごろ
クラゲ除けネット/遊泳期間はあり
トイレ・シャワーロッカー/神谷荘にあり

にんじん展望台で絶景を眺める

にんじん展望台

津堅島のシンボル、にんじん展望台は、小さな公園内にあります。

もともとは津堅バンタという場所で、標高約39mと島で最も高い位置になります。

展望台の3階へのぼると、トゥマイ浜やにんじん畑と島全体を見渡すことができます。

公園内にトイレやベンチがあるので、サイクリング中の休憩にぴったり。

ニンジン展望台
沖縄県うるま市勝連津堅1378

ホートゥガーとマーカーへ参拝

ホートゥガー

ホートゥガーとは、ホートゥ(鳩)が見つけたガー(泉)と言われています。

その昔、日照り続きで水不足になったとき。

鳩がいつも羽を濡らしていたことを不思議に思った島民が、鳩が下り立っている場所を掘り起こしたところ、泉が湧き出たそうです。

かっしー
かっしー
島民の暮らしを支えた歴史のある泉なんだね〜
マカー

ホートゥガーへの階段の途中に、マカーという祠があります。

男女が抱き合っているように見える鍾乳石がまつられていて、子孫繁栄の神として多くの人が祈願に訪れます。

にんじんベンチ

ホートゥガーの駐車場には、にんじんの形をしたベンチが。

平屋敷港との間を行き来するフェリーや、夕方には美しいサンセットを見ることができます。

ホートゥガー
沖縄県うるま市勝連津堅1287

にんじん畑でおじぃに出会う

津堅島のにんじん

津堅島のにんじんは、カロテン・ミネラルなどの栄養価が高く味も良いことで有名です。

島の赤土は水はけが良く、潮風によってミネラルが豊富なので、おいしいにんじんが育つんだそう。

畑では手作業で人参を収穫して、葉っぱを切り落としている人たち。

採れたてのにんじんを買って帰りたい!と思い、おじぃに話をかけてみました。

にんじんの収穫

すると快く許可をくれたので、おじぃの後について畑の中へ。

せっかくなので、何本か自分で収穫させてもらいました。

津堅島のにんじんの収穫時期は2月〜5月です。

この時期に津堅島へ行く人は、ぜひ農家さんに収穫体験のお願いをしてみては。

栄養価の高い津堅にんじん

みなさん優しいから「無料で持って行っていい」と言ってくれます。

けれど、にんじん農家さんが手間ひまかけて育てた大切な商品です。

代金は必ずお支払いしましょう。

支払った額に応じてにんじんを分けてもらえると思いますよ。

ちなみに、ほとんどのにんじんは農協に出荷されるらしく島の中ではあまり売られていません。

平屋敷港や、うるマルシェでも売っていることがあります。

かっしー
かっしー
にんじんは甘みが強くて本当においしかったよ〜!おじぃはカレーに入れて食べな、と言ってました。

おまけ/秘境感溢れるシヌグガマ

シヌグガマ

人の少ない静かなところに行きたい人は、島の1番奥にあるシヌグガマへ行ってみては。

琉球王国時代に活躍した赤犬子(阿嘉之子)という人が生まれた場所です。

赤犬子は、琉球音楽の創始者と言われています。

岩と木に囲まれていて、足元は良くないもののビーチに降り立つこともできますよ。

シヌグガマ
沖縄県うるま市勝連津堅3027−4

津堅島みどころマップ

津堅島マップ

島の中はこんな感じ。

まずはにんじん畑を走り抜けて島の一番奥を目指し、島の西側(地図左)を徐々に下っていくと順序よく周れますよ。

津堅島での食事

お食事処 津堅みやらび

津堅島でランチを食べるなら、お食事処 津堅みやらびへ。

沖縄そば、チキンカツ定食などほとんどのメニューがワンコインです。

津堅島のにんじんが旬の時期は、にんじんしりしり定食も登場します。

お食事処 津堅みやらび
沖縄県うるま市勝連津堅32津堅構造改善センター
電話番号/098-978-7568
営業時間/11時~14時
定休日/不定休

しかし、津堅みやらびは定休日がなく、週末でもお休みのことが。

私が行った3月の週末が、まさにお休みでした。

サイクリングをしてお腹はペコペコ。

他に開いているお店もなく、「たしかバナナやパンが売っていたはず!」と思いフラフラとあずま商店へ。

津堅島での食事

お湯をもらえるというので、カップ麺を購入。

運動をした後のカップ麺はうまい!と軒先のベンチでカップ麺をすする私たちに、お店の方がにんじんのピクルスを差し出してくれました。

あずま商店でもらったピクルス

お昼ごはん難民になりかけていた私たちを救ってくれたあずま商店に感謝です。

かっしー
かっしー
さっぱりしておいしかった〜!人の温かさに感動の1日でした。

津堅島のお土産

津堅にんじんサイダー

津堅島でお土産を買うなら、やっぱりにんじん!

にんじんを使った加工品やもずくもあります。

中でもおすすめは、定番の「津堅にんじんサイダー」

すりおろしにんじんとシークヮーサー果汁でつくられています。

着色料や香料は不使用、自然な甘さです。

青くささは全くなくてスッキリしているから、夏でもゴクゴク飲めますよ。

かっしー
かっしー
にんじんが苦手な息子もおいしいと喜んでました!

下の方にすりおろしにんじんが沈んでいるから、瓶を優しく振ってから飲んでくださいね。

津堅島の宿泊施設

神谷荘神谷荘

津堅島には4軒の民宿があります。

トゥマイ浜前の民宿 神谷荘、BBQ施設にが隣接する民宿つけん、古民家風のおしゃれな民宿おうち-ouchi-、集落にある南原旅館。

日帰りでも十分楽しめますが、マリンアクティビティやBBQを楽しみたい人は民宿に宿泊してゆっくり過ごしては。

フェリーに乗って津堅島に行こう!

フェリーから見た津堅島

以上、津堅島でのおすすめの過ごし方でした。

美しい海や畑はもちろんですが、優しい島民がなによりの魅力。

通り過ぎれば「こんにちは」と挨拶をしてくれたり、トラクターに乗った農家さんが手を振ってくれたり。

島民とのふれ合いに心温まる旅でした。

まだ津堅島に行ったことがない人は、ぜひ1度訪れてみてくださいね。

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かっしー
海なし埼玉で生まれ育ち2019年4月に沖縄移住。好きなものは海とビール。趣味はカフェ巡り・家の間取り図を見ること。 沖縄トラベルのinstagramも更新中!

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