伊江島のシンボルである城山、通称「伊江島タッチュー」。伊江島へ行ったらぜひ足を運びたい、定番の観光スポットです。
今回は、初めて伊江島タッチューへ行く人向けに、登山にかかる時間や注意点をわかりやすく解説します。
伊江島タッチューの高さ
伊江島タッチューは、伊江島の中央にある岩山です。三角のような形が特徴的で、古くから近海を航海する船の目印にされてきました。
高さは約172mと小ぶりな山なので、登山に慣れていない人でも気軽に登れます。
伊江島タッチューは、世界的にも珍しい「オフスクレープ現象」で形作られました。オフスクレープ現象とは、古い岩盤が新しい岩盤に潜りこみ、一部が剥がれて新しい岩盤の上に乗る現象です。
オフスクレープ現象で形作られた山は、伊江島タッチューだけだといわれています。
伊江島タッチューの登山にかかる時間
伊江島タッチューを登る所要時間は、山の中腹にある駐車場からの場合、往復で約20分が目安です。
山の麓にある「城山南登山口」から伊江島タッチューの頂上まで歩く場合は、往復で約40分ほどかかるでしょう。
私が実際に伊江島タッチューを登った際は、10分かからず頂上まで辿り着きました。
頂上で少し景色を楽しんで下山しても、トータルで30分ほどみておけば十分でしょう。子ども連れや高齢者の場合は、登頂して下山するまでに30分以上かかる可能性もあります。
絶景!伊江島タッチューの登山道〜頂上の様子
ここでは、伊江島タッチューを登山している道中から頂上からの景色まで、写真たっぷりで紹介します。
上の写真は伊江島タッチューの登山口がある駐車場です。駐車場は無料で、売店とトイレ、展望スポットもあります。
登山道は整備されていますが、すぐに急勾配の階段が出てきます。登山口から頂上までの階段の数は、291段です。階段は段差が大きく踏み面が狭いので、歩きやすいとはいえません。
山の8合目あたりまで階段を登ると、見晴らしがよくなってきます。島の西側には畑が広がっていて、のどかな景色です。
そして長い階段を登り終えると、頂上に到着。360℃、どこの方角を向いても伊江島と海を見渡せます。登山の疲れも吹き飛ぶような、雄大な景色です。海の向こうには、沖縄本島や水納島なども見えます。
伊江島タッチューへ行く際の注意点
- 歩きやすい服装で行く
- 夏は必ず飲み物を持参する
- トイレは済ませておく
伊江島タッチューは初心者でも行きやすいですが、それでも登山に変わりありません。靴はスニーカーを履き、動きやすい服装で行きましょう。
頂上には陽を遮るものはありませんし、暑い夏場は20分の登山でも体力を消耗します。熱中症にならないためにも、スポーツドリンクなど飲み物を用意しておくと安心です。
また、伊江島タッチューは小さな山なので、登山道にトイレはありません。駐車場で、トイレは済ませておきましょう。
伊江島タッチューの基本情報
所在地:沖縄県国頭郡伊江村東江上552−2(駐車場・登山口)
※伊江港から車で約8分
入場時間:特になし
入場料:無料
駐車場:あり