「沖縄の梅雨明けはいつですか?」沖縄トラベルのInstagramには、このようなメッセージが毎年届きます。
沖縄旅行を計画している人には、梅雨入りは大きな問題。毎日ソワソワしながら天気予報を見ているのではないでしょうか。
そこで今回は、沖縄の梅雨入りのタイミング、過去データや過ごし方などを紹介します。
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沖縄の梅雨はいつから始まる?
「日本一早く梅雨入りしました」と、例年ニュースになる沖縄の梅雨。具体的な梅雨入りの時期は、GW明け〜5月20日ごろです。
関東甲信越の梅雨入りは6月8日ごろなので、沖縄は1ヶ月ほど早い梅雨入りとなります。沖縄の梅雨明けは6月23日ごろが目安なので、期間としては1ヶ月強ということです。
2024年は5月21日に、気象庁より「沖縄地方と奄美地方が梅雨入りしたと見られる」との発表がありました。昨年より3日遅れ、平年比では11日遅れての梅雨入りとなります。
過去10年の沖縄の梅雨入り・梅雨明け
年 | 梅雨入り | 梅雨明け |
---|---|---|
2014年 | 5月5日ごろ | 6月26日ごろ |
2015年 | 5月20日ごろ | 6月8日ごろ |
2016年 | 5月16日ごろ | 6月16日ごろ |
2017年 | 5月13日ごろ | 6月22日ごろ |
2018年 | 6月1日ごろ | 6月23日ごろ |
2019年 | 5月16日ごろ | 7月10日ごろ |
2020年 | 5月16日ごろ | 6月12日ごろ |
2021年 | 5月5日ごろ | 7月3日ごろ |
2022年 | 5月4日ごろ | 6月20日ごろ |
2023年 | 5月18日ごろ | 6月25日ごろ |
過去10年の沖縄の梅雨入り・梅雨明けも参考に見てみましょう。
2018年の梅雨入りは6月1日ごろ・梅雨明けが6月23日ごろと、22日間のとっても短い梅雨でした。しかし、2019年は5月16日ごろ〜7月10日ごろとかなり長い梅雨でした。
2022年は6月20日ごろに梅雨明け宣言が出ましたが、6月末から7月はじめにかけて大雨の日が続きました。
このように、梅雨入り・梅雨明けは平均よりも大幅にずれ込むことがあります。お天気については絶対はないので、ニュースの予測はあくまでも目安と考えておきましょう。
※参照 昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):沖縄|気象庁
沖縄の梅雨はどんな感じ?
沖縄は関東とは雨の降り方がちょっと違います。ザザーっと降ったら止んで、またザザーッと降って…スコールをイメージすると分かりやすいでしょう。
また、海に囲まれた沖縄は天気が変わりやすく、予報が当てになりません。雨予報の日も急に晴れたり、かと思いきや雨雲が猛スピードで迫ってきたりすることもあります。
過去の降水量
年月日 | 降水量(mm) |
2018年1月 | 150.5 |
2018年2月 | 84.0 |
2018年3月 | 100.5 |
2018年4月 | 126.0 |
2018年5月 | 33.0 |
2018年6月 | 218.5 |
2018年7月 | 429.0 |
2018年8月 | 310.0 |
2018年9月 | 334.5 |
2018年10月 | 375.0 |
2018年11月 | 160.5 |
2018年12月 | 148.0 |
2018年の年間降水量と平均気温をまとめてみました。
2018年は6月1日〜6月23日ごろが梅雨だったのに、梅雨明けした7月の方が降水量が多くなっています。これは台風の影響です。
冬はに比べると6月の雨量は多いですが、降ったり止んだりなので、日によっては晴れ間が見えることもあります。
梅雨の沖縄旅行にはメリットもある
ここまで説明したように、梅雨入りが4月になることもれば梅雨明けが7月になることもあります。
「絶対に梅雨明けした沖縄に行きたい!」ということであれば、7月中旬以降の旅行をおすすめします。しかし、梅雨の沖縄旅行のメリットも見逃せません。
- 7月より航空券もホテルの宿泊費も安い
- 観光スポットがそこまで混んでいない
梅雨の沖縄は、カラっと気持ちよく晴れる日は少ないです。また、湿度が90%を超えることもあってかなりジメジメします。
しかし、7月より航空券もホテルの宿泊費も安いこと、観光スポットがそこまで混んでいないことは大きなメリットです。
浮いた旅費を買い物や食事代に回したり、ホテルのグレードをアップさせたりするのもありではないでしょうか。
そこまで屋外でのアクティビティにこだわりがない、食事やゆっくり過ごすことが目的という人は、梅雨の沖縄旅行もおすすめです。
梅雨でも遊べる沖縄の観光スポット
入場無料エリアがある琉球村
雨の日の沖縄観光といえば、やっぱり琉球村!無料で入場できる半屋内の「沖縄の駅ちゃんぷるー」というエリアでは、沖縄の伝統文化の体験やクラフト体験などができます。
エイサーを見ながら食事をできるスペースがあるので、半日くらいは遊べそうです。
定番スポット・美ら海水族館
雨の日といえば美ら海水族館。館内で大水槽のジンベイザメを見たりヒトデを触ったり。カフェ「オーシャンブルー」で泳ぐ魚を眺めながらお茶をするのもおいですね。
雨が止んでいたら隣接する海洋博公園に移動して、イルカショーやイルカの餌やり体験もしてみましょう。
大人も楽しめるナゴパイナップルパーク
ナゴパイナップルパークは、名前のとおりパイナップルの栽培について学べるテーマパークです。駐車場からパイナップルパークの入り口までは、「パイナップルトレイン」に乗って移動できます。
園内では自動のカートに乗った後、植物園を歩いてお散歩。広いお土産売り場とイートインスペースには、試食もたくさんあって大人も子どもも楽しめます。
やちむんの里でショッピング
やちむんの里には、約20のやちむん工房が集まっています。ジブリに出てきそうな可愛くてのどかな雰囲気です。
それぞれの工房の前に駐車場があるので、雨の日は車で移動を、雨が降っていなければぜひ歩いて散策してみてください。
梅雨でも沖縄旅行を楽しもう!
沖縄の梅雨入りは、平年5月はじめです。梅雨明けは6月末ですが、年によって大幅にずれ込むこともあります。
青い海を見られる可能性は低いですが、安く沖縄旅行できること、観光スポットが比較的空いていることがメリットです。
梅雨に沖縄へ来る人は、素敵なホテルに泊まったり食事を楽しんだりして旅行を楽しんでください。