金城町石畳(きんじょうちょういしだたみみち)とは、首里城の近くにある古き良き沖縄を感じる道です。
すごく素敵な雰囲気なので、カメラを持っておさんぽに行ってみましょう〜!
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金城町石畳とは?
金城町石畳とは、琉球王国時代の1522年ごろにつくられたと言われている歴史ある道です。
かつて首里城から那覇港、さらには南部に行く際に利用された約10kmもの長い「真珠道」の一部でした。
しかし、第二次世界大戦の際に大半は破壊されてしまい、現存する238mの石畳が1983年に整備されて今の首里金城町石畳道となりました。
主要な道路で、国王も識名園(王家の別邸)に向かう際などには歩いたとされています。
石畳や石垣には琉球石灰岩が使用されていて、沖縄らしい素朴で温かみのある風景です。
沖縄県指定史跡、また真珠道 (シマシービラ)と併せて日本の道100選にも選ばれています。
観光スポットとなっていますが、石畳道の周りは普通の住宅街なので住民の方々の迷惑にならないよう注意を!
石畳は歩きやすいようにすべり止めの溝が彫られたりしているようですが、サンダルやヒールのある靴では歩きづらいと思います。
なかなか急な勾配の部分があるので、動きやすい服装で行きましょう。
石畳で寝るネコ
石畳ではネコも散歩をしたりお昼寝しています。
この白いネコはとても人なつっこくて、お腹を出して寝そべってそのまま本当に寝てしまいました。
ネコを探すのも楽しみのひとつです。
色とりどりの花が咲く住宅街
石畳の周辺の住宅街はどこも植木がたくさんあって、きれいに手入れされています。
オオバナアリアケカズラやコダチヤハズカズラなど色鮮やかな花々にちょうちょが舞っていてとても美しい風景です。
なんとコーヒーの実がなっている木もありました。
那覇の繁華街からは想像がつかないほど緑豊かで素朴な場所です。
国の天然記念物の大アカギ
国の天然記念物に指定されている「首里金城の大アカギ」。
高さ約20メートル、推定樹齢は約200年以上と言われています。
ここは拝所(うがんじゅ)と言って祈りを捧げる場です。
神聖な場所と知らずに訪れたとしても、空気感が違うことに気が付くはず。
周りには他にも5本の大アカギがあって、住宅街でこのように群生しているのは珍しい光景です。
昔は首里城の周辺にはたくさんアカギの木があったそう。
しかし第二次世界大戦の際にほとんどが焼失してしまった中、この大アカギは戦火から逃れて残った貴重な木なのです。
石畳さんぽの休憩スポット
石畳道の途中には金城村屋(かなぐしくむらやー)という休憩所があります。
開館時間は9時から18時で誰でも無料で休憩できます。
しかし、せっかくならば金城町石畳の上にある真珠道までのぼって「石畳茶屋 真珠」でかき氷を食べながら休憩するのがおすすめ。
高台にあるため見晴らしが良く、ゆったりとした時間が流れるお店です、
黒糖を使ったスイーツもおいしいですよ。
金城町石畳の基本情報
営業時間/特になし
駐車場/無料駐車場あり(沖縄県那覇市首里金城町3丁目58)
真珠道からスタートして行くなら有料のパーキング、タイムズ首里城前(沖縄県那覇市首里金城町1-32)がおすすめです。
アクセスマップ・所在地
沖縄県那覇市首里金城町2丁目84-3
※那覇空港から車で約20分
金城町石畳の寄り道スポット
ランチをするなら、琉球古民家の沖縄そば屋「しむじょう」もおすすめ。
人気店なので14時前に売り切れることも多々あります。
金城朝石畳からは車で約10分。
沖縄の歴史深い地をめぐりに、少し足を伸ばして南城市に行くのも良いのではないでしょうか。
琉球王国ゆかりの地、斎場御嶽は聖地と言われていてパワースポットとしても人気です。