沖縄トラベルのライターでありかっしーの旦那、KOBOでございます。
沖縄に来て3年目、何度か足を運んでいる残波岬灯台。
今まで登るのを躊躇っていた残波岬灯台に、意を決して登ってみることにしたのです…
写真付きで紹介していきますが、その前にどんな灯台なのか少しだけ解説させてください。
Contents
沖縄本島で唯一の登れる灯台
沖縄本島のほぼ中央の場所に位置する残波岬灯台は、沖縄本島で唯一の登れる灯台。
東シナ海に面していて、高さ約30mもある断崖絶壁が約2kmほど続いています。
僕も最近まで知らなかったのですが、全国には16しか登れる灯台は無いんだそう。
そのうち沖縄には2つの灯台があります。(もう一つは宮古島にある平安名埼灯台)
灯台以外にも見どころたくさん
「灯台に登る為だけにそこまで行くのもな〜」なんて思う方もいるかもしれませんが大丈夫です。
周りには見どころがたくさんありますよ。
道路は綺麗に舗装されているのでウォーキング(足腰が弱い方や車いす、ベビーカーでも大丈夫)にもピッタリですし、残波公園と隣接していて公園でも遊べます。
日本一大きなシーサーも!
そしてカフェとBBQができる施設もあります。
(残波岬いこいの広場)
ヤギさんやウサギさんに餌をあげることもできますよ。
ファミリーに人気です。
近くには美しい残波ビーチも
少し歩けばマリンアクティビティが充実している残波ビーチも。
海の生き物探しに磯をウロウロするだけでも楽しい。
近くにはロイヤルホテルもあり、観光名所の1つとして人気のポイントになっています。
商売の神様、泰期像
灯台のすぐ近くには商売の神様と言われシンボルになっている泰期像があります。
泰期とはどんな人物かと言いますと、琉球王朝時代初の進貢使として中国に渡って大貿易時代を先導したと言われている人物です。
当時の船旅は、命の保障の無い危険な旅だったんですね。
特にその当時、中国を目指す唐旅(とーたび)は「あの世への旅立ち」を意味する程に厳しいものであったと言われています。
泰期はその唐旅を5往復もしたということもあり、英雄と言われています。
沖縄の歴史的にも重要な場所
今でこそ観光名所になっていますが、悲しい歴史のある場所でもあります。
1945年4月1日に、米軍がこの岬を目印に激しい砲撃を加え上陸を開始しました。
悲惨な沖縄戦が始まってしまった地でもあるんです。
終戦後は実弾演習場として使われ、立ち入り禁止区域になっていたようです。
ですがた1973年に地元の海運関係者の強い要望によりこの灯台の建設が始まりました。
現場の米軍関係者らへの連絡不行き届きや突然の演習によって、工事が度々止まってしまったりと難航を極めますが
1974年3月30日に完成しました。
残波岬灯台に登ってみた
駐車場に車を止めて灯台まで歩くのですが、駐車場から灯台までは数分で到着します。
道も舗装されているので歩きやすいですよ。
トイレが目印!この脇から入ると、大きな白亜の灯台、残波岬灯台が姿を表します。
ジャジャーン!
さっそく入ってみましょう!
灯台の真下にある入り口で料金をお支払いします。(300円)
入り口には灯台資料展示室がありますので、時間のある方は覗いてみましょう。
こちらは日本財団の助成と読谷村の協力によって2009年に作られたんだそうですよ。
灯台のルーツ、役割りや仕組み、どんな作りになっているのか知ることができます。
お子さん連れの方は夏休みの自由研究に持ってこいかも?
少し中をのぞいた後、いざ出陣!
上はどうなっているんでしょうか?
この部分に登るわけですが、ドキドキします…(高所恐怖症なので。笑)
中は大人がやっとすれ違えるくらい。
少し狭いですが綺麗です。
数年前に大掛かりな改修工事が行われ、2018年の年末に公開が再開されたんだそう。
ちなみに階段は何段あるのかきになりますよね?
答えは…99段!
ちょいとシンドイですが頑張って登りましょう!
絶景が待っているはず!
少し急な部分もありましたが何とか上まで行けました!
灯台からの眺めは?
この日はカラッとした晴れの日ではありませんでしたが、それでも眺めは良いですね!
晴れた日にはここから慶良間列島まで眺望できるんだそう。
左に見えるのはホテルロイヤル。右に見えるブルーの海は残波ビーチです。
こんな景色、火サスでしか見たことないっ!
崖の迫力が凄まじいです…
ちなみにこの崖、ただの岩ではないんです!
「隆起サンゴ礁」と言って、その名前の通りで海底から海面上へ隆起したサンゴ礁なんですよ。
地殻変動によって海面上へ隆起したとのことです。自然てすごい…
せっかく来たし、下を見下ろしてみようとしましたが足がガクブルで登って1分も経たずに降りることにしました。笑
高所恐怖症のワタクシには少々ハードル高めでしたが、普段は見られない光景に感動したのでした。
帰りに寄りたい金城パーラー
残波岬灯台に来たらぜひ立ち寄って欲しいのがこの金城パーラー。
こちらも名物ですね。
50年以上も続いてるってすごい!
小腹が空いたらハンバーガーやアメリカンドッグなどの軽食も食べられます。
スイーツも人気でぜんざいやフロート類、ソフトクリームなどがありますよ。
人気は紫芋ソフトクリーム
こちらは人気の紫イモソフト。(330円)
紫芋と言えばここ読谷村の特産品ですからね!
食べておいて損はないです。
パーラーのおばちゃんが「今日は風が強いからカップがいいさ」と言ってくれたのでカップにしました。(コーンとカップが選べます)
心遣いが嬉しいですね〜。
残波岬灯台の基本情報
参観できる期間 | ★3月~9月 土日等 9:30~17:30 平日 9:30~16:30 ★10月~2月 9:30~16:30 |
費用 | 300円(公園内は無料) |
電話(残波岬支所) | 098-958-3041 |
トイレ | 有り |
バリアフリー | 遊歩道は大丈夫。一部、未舗装区間が有り。 |
駐車場 | 無料駐車場が有り |
売店・パーラーなど | あり |
※小学生以下の方、障害者の方と介護者1名は費用はかかりません。
アクセスマップ、所在地
〒904-0328 沖縄県中頭郡読谷村宇座
※残波岬公園と隣接しています。
那覇空港から灯台までのアクセス
★自動車で行く場合
那覇空港から国道331号、58号、県道6号経由。
移動時間は約1時間。
★バスで行く場合
那覇バスターミナルから(沖縄バス・琉球バス読谷線)~読谷バスターミナル下車。
バスでの移動時間は約1時間30分。バスを下車しタクシーで約5分で到着。