「いつか自分のお店を持ちたい」「好きなことを仕事にしたい」
そんな思いを抱いている人が、キッチンカーで続々と開業をしています。
おしゃれなキッチンカーで、自分の好きなときに好きな場所へ移動しながら営業をする。
そんなライフスタイルを送れたら良いなと思いませんか?
今回は、キッチンカーの魅力や、実際に夢を叶えた先輩オーナーの体験談をご紹介します。
Contents
※本ページにはプロモーションが含まれています。
キッチンカーの魅力

キッチンカーとは、調理設備が付いている車のことです。
移動販売車・フードトラックなどとも呼ばれています。
ひと昔前には、焼き芋やおでんを販売する軽トラックを住宅街でよく見かけましたよね。
そんなキッチンカーの魅力が近年見直され、今やキッチンカーで開業したい人も利用者のニーズも高まっています。
キッチンカーの魅力は、時間や場所が自由に選べること。
そして、店舗をつくるよりも少ない初期費用で始められることです。
自分のお店を持ちたくても、高額な開業資金がネックとなってなかなか一歩を踏み出せない人も多いのでは。
けれどキッチンカーなら大幅に費用を抑えられるので、開業のハードルが一気に下がります。
また、自由度が高いため副業として始める人も多くいます。
脱サラして開業するのは不安でも、キッチンカーなら空いている時間での営業も可能です。
沖縄はイベントが多いので、副業でも出店するチャンスを得やすいでしょう。
沖縄で活躍するキッチンカー
ここでは、実際に沖縄で活躍するキッチンカーをご紹介します。
チャンプルー文化の沖縄はキッチンカーも個性豊か。
沖縄ならではの食材を使ったり、他では見かけないようなメニューを提供しているお店が多くあります。
Ken’s Burrito Truck
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沖縄で長年愛されている、Ken’s Burrito Truck。
メキシコ料理、ブリトーの専門店です。
小麦粉の生地の中にはメキシカンライス・野菜・肉など具材がたっぷり入っています。
ベジタリアンやヴィーガンに対応したブリトー、お米の上に具材を乗せたグルテンフリーのブリトー丼もあり。
本格的な味で、メキシコ料理に馴染みが深いアメリカ人からも評判です。
ISLE PASTA LOVERS
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ちょっと変わったパスタを提供しているISLE PASTA LOVERS(アイル パスタ ラバーズ)。
なんと沖縄そばの平麺をパスタにアレンジ、沖縄そばの新しい食べ方を楽しめます。
パスタは可愛いかご型のクラフトボックスに入っていて、持ち運びに便利。
トラックは誰もが目を奪われる黄色いスクールバス風で、思わず写真を撮りたくなる可愛さです。
KANALOA FOOD TRUCK
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KANALOA FOOD TRUCK(カナロアフードトラック)は、渡嘉敷島にある漁師さんが営む民宿が始めたキッチンカーです。
ランチは渡嘉敷島直送の新鮮な魚でつくるフィッシュバーガー。
夜は沖縄県産豚を使ったホルモン焼きなど、おつまみが中心の屋台居酒屋に様変わり。
昼と夜で違った使い方ができるお店です。
リッツ・カールトン沖縄

なんと、ラグジュアリーホテルのリッツ・カールトン沖縄もキッチンカーをやっています。
車内にピザ窯を積み込んだ本格派のキッチンカーで、シェフがピザやパニーニなどを焼き上げます。
美ら海水族館

美ら海水族館は、キッチンカーでかき氷などを販売しています。
実は、個人営業だけではなく店舗のある飲食店や企業もキッチンカーを運営しているのです。
KAIHARUオーナーの開業エピソード
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KAIHARUは、日本では珍しいケイジャンシュリンプのキッチンカー。
お昼どきともなると沖縄県民や地元の外国人客が続々とやって来る人気店です。
SNSを見た観光客がわざわざ足を運んで来ることもあります。
そんなKAIHARUのオーナーである山下さんに、開業エピソードを伺ってきました。
山下さんがキッチンカーを始めたのは、小学生になるお子さんが学童保育に入れなかったことがきっかけ。
ふと、「これは生活を変えるチャンスかもしれない」と思ったんだそう。
子どもの生活に合わせてパートタイマーでの仕事を探す、という選択肢もありました。
けれど、自身のキャリアを考えたとき、パートではない働き方をしたいと一念発起。
お子さんの小学校入学を機に会社員を辞め、起業することにしたのです。

キッチンカーを選んだのは、リスクを最小限にして始めたかったから。
軽トラックは自己資金で用意し、設備などの費用はクラウドファンディングで調達。
元々は白かったキッチンカーを、なんと山下さんが手作業で塗装しました。
リゾート感を意識したこだわりの色です。
その他のキッチンカーの準備からメニューの開発・出店場所の確保など、開業までにかかった期間は約6ヶ月。
かなりハードだった、と山下さんは笑って振り返ります。
7月には開業から2年を迎えるKAIHARU。
キッチンカーをやっていて良かったと思うことを尋ねると、
「お客さんとのやり取りが楽しい。人脈も広がります。お客さんと近い距離で仕事ができるのは、キッチンカーならでは。」
仕事に家事育児と多忙なものの、充実した日々を送っている山下さん。
当初の目標であったパートタイマーではない働き方、そして新しい生活を自身の手でつくり出しました。
山下さんに、これからキッチンカーを始めたい人へのアドバイスを聞いたところ、こんな返事が返ってきました。
「人生一度きり!失敗しても戻れる!」
パワフルで前向きな山下さんらしいエールです。
キッチンカーのメリット

開業費用が安い
先述したとおり、キッチンカーは店舗に比べて安く開業できます。
国民生活金融公庫創業研究所が2002年に発表した「新規開業白書」によると、飲食店開業費用の平均は1,669万円。
店舗をつくるのには設備・内装以外にも、テナントの契約費用・工事中の家賃もかかります。
規模にもよりますが、資金はやはり1000万円ほど用意したいところです。
一方、キッチンカーの場合は車両代に200万〜300万円と、店舗の約1/3だけ。
駐車場さえあれば家賃はかかりません。
しかも、キッチンカーは完成してから納車されるので、営業を開始するまでの費用も少なく済みます。
失敗するリスクが低い
飲食店を成功させるには、人の多いところに出店するのが1番。
キッチンカーなら、家賃が高くてテナントが借りられないような場所にも出店できます。
また、出店場所・営業形態を人のいる場所や流行に合わせて変更ができるので、失敗するリスクが低いのです。
開業費用が少ないことも、失敗するリスクが低い理由です。
もしも閉業することになっても、キッチンカーを売却できれば撤退費用がかからない可能性もあります。
新しい生活様式に合っている

以前から、共働き家庭の増加などからテイクアウトができる料理の需要は増えていました。
しかし、2020年の新型感染症の流行によって、テイクアウトメニューは必要不可欠なものに。
キッチンカーは新しい生活様式に合った業態として、注目されています。
多店舗化しやすい
店舗方のお店がお店を増やすのには、テナントを探して工事をして…と時間がかかります。
しかし、キッチンカーの制作期間は最短1ヶ月。
軌道に乗ってきたとき、テンポよく多店舗化することができます。
キッチンカーのデメリット

天候に影響を受けやすい
屋外での出店なので、天候が悪いと客足が少なくなる可能性があります。
オフィスビルの軒下など、雨でも人が来やすいような出店場所も探しておくと良いでしょう。
複雑な許可申請がたくさんある
キッチンカーを開業するには、営業にまつわる許可の取得や開業届の提出が必要です。
営業資格には細々としたルールがあり、地域によって規程やルールが異なります。
ネットの情報だけを頼りにしないように注意を。
キッチンカーについても、必要な設備や材質などの規程があります。
設備のサイズが適合していないために、キッチンカーに営業許可が降りないなんてことも。
スムーズに開業したい場合は、キッチンカーの製造業者に依頼するのがおすすめです。
沖縄でキッチンカーを始める前に
以上、キッチンカーの魅力と沖縄で活躍するキッチンカーでした。
もしも「キッチンカーをやってみたい」と思ったら、まずはたくさん情報を集めましょう。
ネット検索だけではなく、保健所に問い合わせてみる、セミナーに参加してみるなど。
知識が多いほど準備がスムーズに進むし、開業後に失敗するリスクも下がります。
キッチンカーの制作会社、フードトラックカンパニーは今なら無料でオンラインセミナーを開催中。
「美味しくて楽しいキッチンカーを日本中に!」というコンセプトの下、開業までの流れや成功事例・失敗事例など具体的に教えてくれます。
代表はキッチンカーを運営していた経験があるので、開業にあたっての質問にも答えてくれますよ。
北海道から沖縄までキッチンカーの納車実績があり、沖縄でもリッツ・カールトン沖縄さん、美ら海水族館さんなどのキッチンカーも製作したそう。
フードトラックカンパニーが運営するメディア「はじめてのキッチンカー」ではキッチンカーに関する情報が多く掲載されています。
