浜比嘉島と言えば、シルミチューやアマミチュー、ビーチが人気ですがまだ知られていない新名所があるのです。
それがここ、東の御嶽(あがりのうたき)、シヌグ堂です!
Contents
東の御嶽(あがりのうたき)シヌグ堂はどんな場所?
・パワースポットが好きな方におすすめ
・浜比嘉島の中にある新名所
・見どころは大きなガジュマル
・フォトスポットとして人気
・シヌグ祭りが行われる場所
・2015年にうるま市の景鑑賞を受賞
・人が少なく静かな場所
それでは詳しく解説していきます!
浜比嘉島の中にある隠れた名所

浜比嘉島と言えば、琉球開闢の国造り神話にまつわる伝説の島で、沖縄本島から車で行ける離島として人気の観光地。
アクセスも良いですが、島全体がパワースポットとして知られていて絵になるスポットも多いのが魅力。
やはり海が一押しなことは間違いないのですが、浜比嘉島に観光に来る方でこの東の御嶽はほとんど知る人がいません…
実はそんな僕も、浜比嘉島に何度も通って、島パーラーのお姉さんにこの場所を聞いて知ったのでした。
沖縄で最古のガジュマル?

東の御嶽の見どころは、迫力満点の大きなガジュマルの樹!
きっと島では御神木のような存在なのでしょう。
沖縄で1番古いガジュマルという説もあるんだそう。
樹齢600年以上なんだとか!ビックリですよね!
この日は朝の9時頃に伺いましたが、光が木々に差し込む様子はまさに神秘的。
キジムナー(沖縄の精霊)に会えるのではないかと思えてしまいますね。
少し薄暗いのでちょっと怖いと思われてしまいそうですが、海の匂いが心地よく風が抜けていき、なんとも心地がいいのです。
写真では伝わりづらいですが、木漏れ日がゆらゆらと揺れて陰影を作り出していて、これがまた美しい!

この日伺ったのは春の日ですが、新芽が生命の息吹を感じさせていました。
フォトスポットとして人気

2015年にうるま市の景鑑賞を受賞したことで、少しづつ認知され始めているようです。
最近ではウエディングフォトの撮影に使われることもあるんだとか。
ドレスの色が映えそうですね!
徒歩で行ける距離にいくつもフォトスポットもあるし、ここが候補の1つに上がるのは納得です。
時々、拝みをしに来られる方がいる程度で人もほとんどいないので静か。
混雑しないのは嬉しいですね。
少し奥に進むと階段がありました。

こちらの階段で写真を撮ってもきっと絵になりますね!
こちらで行き止まりでした。

蚊が多いので虫除け対策は必須
開けた空間ではあるのですが、やはりこれだけ植物に囲まれた場所だと蚊は多いですね…
虫除けを塗ってから来た方が良さそうです。
沖縄通なら知っておきたい東の御嶽の豆知識

ここでは東の御嶽の名前の由来や歴史を紐解いていきます。
沖縄通の方は読んでみてくださいね!
こんな言葉が出てきます↓
※御嶽(うたき)とは、聖域とされる空間で祈りの場です。石碑を指す場合も。
※時化(しけ)とは強風などの悪天候のために海上が荒れること。
シヌグ堂の名前の由来

名前の由来は、旧暦の6月28日と8月28日に海の時化(しけ)を祈願するお祭りである「シヌグ祭り」が行なわれることからシヌグ堂と呼ばれているようです。
シヌグ堂の歴史

琉球三山時代の旧暦8月28日に戦いに敗れた(南山・北山軍)武将の平良忠臣とその仲間の将兵7〜8人が浜比嘉島に渡り、身を隠した場所なんだそう。
住民に頼んで島の周辺を警戒させて難を凌いだという故事(こじ)から始まっています。
琉球開闢の女神であるアマミキヨ(アマミチュー)と男神のシネリキヨ(シルミチュー)へ願掛けを行った結果、嵐が起こって討伐軍の船が沈没したという話もあるようです。
シヌグ祭りとは本来、沖縄本島(北部)とその周辺離島一帯、鹿児島県奄美群島に伝承されている行事で、山の神と海の神に豊穣と豊漁をお願いする年中行事。
ですがここ浜比嘉島では、時化を祈願するという不思議な風習が伝わっています。
他の地域では見られないちょっと特殊な行事です。
東の御嶽の基本情報

名称 | 東の御嶽(シヌグ堂)/あがりのうたき(しぬぐどう) |
問い合わせ | 098-878-0077(うるま市観光物産協会) |
トイレ | なし(近隣には有り) |
駐車場 | 近隣に無料駐車場が有り |
入場 | 無料(無人) |
所在地・アクセスマップ
〒904-2315 沖縄県うるま市勝連浜229
那覇空港から車で1時間10分ほど

東の御獄に行くには、うるま市の海中道路から浜比嘉島に浜比嘉大橋を渡っていきます。
浜比嘉大橋を渡ると左右に分かれた道があるのでそちらを右に進みます。
右に曲がり、少し進むと左側に「東の御獄(シヌグ堂)」と書かれた小さな立て看板があります。
向かい側は漁港になっています。

看板の前に緑が生茂る細い通路があり、その通路を70メートルほど歩いて中に入ります。
(少しわかりにくい場所です)
看板の近くに車が数台だけですが駐車できるスペースがありますよ。
もしここがいっぱいの場合は、浜比嘉大橋の隣に無料駐車場があるのでこちらを利用してくださいね。