「夜の街」として知られる沖縄市、通称コザ。
かつてはクラブや居酒屋の印象が強いエリアでしたが、最近はおしゃれなカフェが増えてきています。
アメリカンな雰囲気と懐かしい空気感が入り混じるコザの街。
その歴史や楽しみ方をたっぷりとご紹介します!
Contents
アメリカンな街コザ

第2次世界大戦終結後、嘉手納基地のすぐそばにあった胡屋(ごや)は「米軍の街」として栄えました。
コザと呼ばれるようになった由来は諸説ありますが、米軍が地図をつくる際に胡屋をコザと間違えて表記したと言われています。
かつては米軍人向けのお店が多く立ち並び、アメリカの影響を大きく受けた地域です。
音楽でもアメリカで人気だったジャズやロックが流行。
コザは「音楽の街」としても知られるようになりました。

沖縄市はORANGE RANGEやDA PUMP、りんけんバンドと沖縄を代表するアーティストを輩出しています。
アメリカと沖縄の文化がチャンプルー(ごちゃ混ぜ)されたコザは大人がワクワクする不思議な魅力の街です。

コザ観光ではずせないお店
まずは、コザ観光ではずせない定番&有名店を5軒ご紹介します。
コザの老舗 チャーリー多幸寿

1956年創業、沖縄県初のタコス屋さんとして知られるチャーリー多幸寿(タコス)。
長年、米軍人と沖縄県民のに愛されてきました。
もっちりした皮にたっぷり具が挟まれたタコスは必食です。
トルティーヤに甘いソースのかかったエンチラーダもおすすめ。
テイクアウトもできます。
沖縄県沖縄市中央4-11-5
電話番号/098-937-4627
営業時間/11時〜19時
定休日/木曜日(祝日の場合は営業)・元旦
インスタ映えなBAMBOO CAFE

BAMBOO CAFE(バンブーカフェ)では、ジャマイカ名物のジャークチキンが食べられます。
香ばしいチキンはスパイスが効いていて、ビールがすすむこと間違いなし!
内装やインテリアはアメリカンなインテリアで日本とは思えない雰囲気です。
鮮やかなブルーの壁がとってもインスタ映え。
沖縄市中央3-1-9 1F
電話番号/098-934-5471
営業時間/10時〜17時
定休日/月曜日
WEB/BAMBOO CAFE公式サイト
みんな大好き!大衆食堂ミッキー

老若男女、たくさんの常連客でにぎわう大衆食堂ミッキー。
お店を1人で切り盛りする女将さんの気さくな人柄が人気の理由です。
沖縄出身の有名人も数多く訪れています。
メニューはゴーヤーチャンプルーやカツ丼などの定番メニューだけでなく、お客さんが考案したものも。
沖縄県沖縄市中央4-11-5
電話番号/098-939-9663
営業時間/11時〜21時
定休日/日曜日
夜に行くなら大衆劇場 足立屋

若い沖縄県民を中心に人気の足立屋。
串焼きにラーメン、お刺身、もつ煮込みと豊富なメニューがお手頃価格で食べられます。
誰でも気軽に入れる、まさに大衆向けの居酒屋さんです。
沖縄県沖縄市中央1-20-9 ガキヤビル 1F
電話番号/098-937-1654
営業時間/17時〜1時
定休日/なし
軍人御用達 タイガーエンブ

米軍御用達のパッチショップ タイガーエンブはハンドメイド好きにおすすめのワッペン専門店。
所狭せしと大量のワッペンが並んでいます。
米軍関係のアメリカンなデザインのものからキャラクターもの、「寿」と書かれたユニークなものまで種類豊富。
ネームタグ、オーダーのワッペンをつくることもできます。
沖縄県沖縄市中央4-10-3
電話番号/098-937-8234
営業時間/9時〜18時
定休日/日曜日
コザの人気カフェ
かわいいカフェが増えていっているコザ。
中でも人気の3軒をご紹介します。
食べ歩きに♫シアタードーナツオキナワ

街の小さな映画館に併設されたドーナツカフェ。
カフェスペースは居心地が良くて、リビングのような雰囲気です。
手づくりのドーナツは、ホワイトストロベリー・サニーレモンなど8種類。
カラフルでポップなルックスのドーナツは食べるのがもったいなくなります。
沖縄県沖縄市中央1-3-17
電話番号/070-5401-1072
営業時間/11時〜19時
定休日/木曜日(祝日の場合は営業)
人気スイーツ店 Brown Roll

シナモンロールの専門店、Brown Roll。
メニューはドリンクとシナモンロールのみ!
ボリュームのありそうな見た目ですが、さっくりしっとりした生地で軽く食べられると評判です。
沖縄県沖縄市中央1-31-15
電話番号/098-937-4627
営業時間/8時〜17時(土日は11時〜17時)
定休日/月に1度不定休
なごみ系のcafe ouchi:

アメリカンな街では貴重な、和み系のcafe ouchi:(カフェおうち)。
メニューはナポリタン、ハンバーグ定食など、しっかりご飯が食べられます。
あんこを使ったチーズケーキやトーストも人気です。
沖縄県沖縄市中央1-33-3
電話番号/098-960-3363
営業時間/11時〜17時(随時営業時間の変更あり)
定休日/水曜日・日曜日
カメラ片手にコザさんぽ
異国情緒たっぷりなコザの街は、写真する場所がたくさん!
カメラを片手にフォトスポットを巡ってみましょう。
コザゲート通り

コザミュージックタウンから嘉手納基地のゲートへと続くコザのメインストリート。
通り沿いにはレストラン・バー・アパレルショップなどが多くあります。
建物の外観は日本にはないカラフルな色使いです。
インパクトのあるウォールストリートも見どころ。
中央パークアベニュー

1950年の誕生以来、バーや飲食店が多く軒を連ねる中央パークアベニュー。
先ほど紹介したチャーリー多幸寿や大衆食堂ミッキー、BAMBOO CAFEがあるのもこの通り。
ところどころにブーゲンビレアが咲いていてノスタルジックな景観です。
屋根が付いているので、小雨程度なら傘をささずに歩けます。
商店街

一番街とサンシティからなるアーケード(商店街)は1975年に誕生しました。
婦人服店・呉服屋・ダンス教室などがあり、地元の人が多く訪れるエリアです。
せんべろ(千円でベロベロに酔える)の居酒屋さんもたくさん。
昼と夜で印象がガラリと変わります。
レトロでストリート感のある写真が撮れます。
パルミラ通り

中央パークアベニューと一番街の間にある通り。
わずか100mの短い距離に、建物の壁一面を使ったイラストやレトロな椅子があります。
路面はタイル張りで、他の通りとはちょっと違う空気感。
写真映えするフォトスポットです。
コザの治安は?

コザというと、「夜の街」として少しダークな印象を持つ人も少なくないようです。
事実、夜のコザは安心して歩ける場所とは言えません。
週末の夜はクラブやバーから大きな音楽が流れ、盛り上がりを見せる人たち。
アーケードは薄暗く人気も少ないので、女性も男性も1人歩きはしない方が良いでしょう。

けれど、日中は1人で歩いても怖いと感じるようなことはありません。
アーケードには監視カメラもあるし、家族連れやお年寄りの姿も。
かつての面影を残しつつも、昼間は治安が良くなっているようです。
まずは昼間にコザの街を観光してみてはいかがでしょうか?
沖縄市コザ 基本情報

コザゲート通り/沖縄県沖縄市上地4丁目1
中央パークアベニュー/沖縄県沖縄市中央4丁目10-25
パルミラ通り/沖縄県沖縄市中央1丁目17-18
一番街/沖縄県沖縄市中央1丁目6
サンシティ/沖縄県沖縄市中央1丁目30
アクセスマップ
※那覇空港から車で約1時間
コザ観光に便利な駐車場

コザにはコインパーキングがたくさんあります。
その中でおすすめなのはコザ第一パーキング。
最大料金が設定されているので、ゆっくりコザ観光を楽しめます。

けれど駐車スペースが11台分しかないので、高確率で満車です。
そんなときは、センター駐車場か中央パークアベニュー共同駐車場第二へ。

周辺のお店と提携していて、駐車料金の割引があります。
買い物や食事をした際には、お店に確認をしてみましょう。
【①コザ第一パーキング】
所在地/沖縄県沖縄市中央1-14-10
駐車料金/最初の1時間は200円、以降1時間ごとに100円
最大料金/500円(12時間以内)
【②センター駐車場】
所在地/沖縄県沖縄市中央1-23-19
駐車料金/最初の1時間は250円、以降1時間ごとに150円
【③中央パークアベニュー共同駐車場第二】
所在地/沖縄県沖縄市中央3-12
駐車料金/最初の60分は200円、以降60分ごとに100円