竹富島は周囲約9km、人口約360人の小さな島です。昔ながらの沖縄らしい風景が広がる竹富島は、沖縄本島とも石垣島とも違うスローな雰囲気が漂っています。
今回は、日帰りで行ける竹富島のおすすめ観光スポット、竹富島観光での注意点も紹介します。
Contents
竹富島の観光スポット
西桟橋
西桟橋は2005年に国の有形文化財に登録されました。竹富島には農耕地が少なかったため、1972年までは西表島に水田をつくり、松をくり抜いた船や帆船で通っていたそう。その際に港として整備されたのが、西桟橋です。
竹富島の西側にあるので、夕方には美しいサンセットを見られます。
所在地:沖縄県八重山郡竹富町竹富207
営業時間:特になし
入場料金:なし
あかやま展望台
「なごみの塔」は、国の登録有形文化財に登録されている竹富島の展望台として有名です。
しかし、現在は老朽化のために閉鎖されていて、上り下りはできなくなっています。そんななごみの塔に代わる新スポットが、あかやま展望台です。
パーラー(売店)がある建物の屋上を、展望台として開放しています。
あまり期待せず建物の外階段を登ったら…
なんとも良い眺めじゃないですかー!
青い空と緑と赤瓦の屋根は、今は沖縄でもなかなか見ることができない貴重で美しい景色。100円を払う価値ありですよ!
沖縄県八重山郡竹富町竹富379
営業時間:特になし
入場料金:100円(入り口脇にお金を入れる箱があります)
竹富民芸館
竹富民芸館は、竹富島の伝統的な織物の作業工程の見学や機織り体験ができます。島内で織り上げられた、八重山ミンサーや八重山上布、芭蕉布などの購入も可能です。
島で自生・栽培している染料や原料、制作した作品などの展示もあります。
所在地:沖縄県八重山郡竹富町竹富381‐4
開館時間:9時〜17時
休館日:不定休
入場料:無料
電話番号:0980-85-2302
竹富島にある3つのビーチ
幻の島に出会えるコンドイビーチ
CMや雑誌の撮影でよく使われている、コンドイビーチ。白い砂浜と青く透き通った遠浅の海です。
サンゴや魚は見られないのでシュノーケリングには向きませんが、波が穏やかで遊泳OKです。干潮時には「幻の島」と呼ばれるサンドバーが出現して、歩いて上陸もできます!
シーズン中は飲み物・軽食の販売、ビーチパラソルなどのレンタルをしている売店が出店します。
ちなみにコンドイビーチには猫がたくさんいて、猫島と呼ぶ人もいるそうです。人馴れしているので逃げません。真横を歩いても寝続けています。笑
所在地:沖縄県八重山郡竹富町竹富
遊泳期間:3月中旬~10月くらい
利用料金:なし
設備:トイレ・シャワー・更衣室あり
カイジ浜で星の砂探し
星の砂で有名なカイジ浜はコンドイビーチのすぐお隣にあり、歩いて行けます。
カイジ浜ではみんな星砂探しに夢中!星の砂はサンゴのかけらに見えますが、実は「有孔虫」という微小生物の殻だそうです。拾った星の砂を持って帰るのは禁止なので、注意して下さいね。
カイジ浜はとってもきれいな海ですが、潮の流れが速いため遊泳禁止です。ビーチはサンゴがゴロゴロしているので、必ずサンダルなどを履いて歩きましょう。
所在地:沖縄県八重山郡竹富町竹富
遊泳期間:遊泳不可
利用料金:なし
設備:なし
穴場のアイヤル浜
アイヤル浜は島の東側にあります。こちらも潮の流れが早いため遊泳は禁止ですが、ひと気が少なくて静かなので、のんびり過ごしたい人はこちらのビーチがおすすめです。
竹富島の中心エリアから自転車で約10分で着きます。
所在地:沖縄県八重山郡竹富町竹富
遊泳期間:遊泳不可
利用料金:なし
設備:トイレ・シャワー・更衣室あり
竹富島でおすすめのランチ
竹富島は小さな島ですが、おいしいランチを食べられるお店やカフェがあります。その中で特におすすめのお店を3つご紹介します。
そば処竹乃子
そば処竹乃子は、1975年に開業した懐かしい雰囲気の沖縄そば屋さんです。優しい味のスープに柔らかめの麺、トロトロに煮込まれた甘辛い三枚肉の乗った三枚肉そばが乗っています。
所在地:沖縄県八重山郡竹富町字竹富101-1
営業時間:10時30分~15時
休業日:土曜日・日曜日
電話番号:0980-85-2251
支払方法:クレジットカード不可
※席の予約不可
お食事処かにふ
しっかりご飯を食べたい人は、定食メニューも豊富なお食事処かにふへ。島野菜カレーや竹富島産車海老のエビフライ、タコライスなどをいただけます。
店内が広いので、大人数で行っても大丈夫です。竹富島では珍しくクレジットカードでの支払いにも対応しています。
所在地:沖縄県八重山郡竹富町字竹富494
営業時間/11時~15時30分・17時30分〜20時
休業日/不定休
電話番号/0980-85-2311
支払方法/クレジットカード可
※ランチタイムは予約不可
ハーヤナゴミカフェ
ハーヤナゴミカフェは、赤山展望台の下にあります。竹富島の風景を眺められる窓際の席が人気です。座敷席もひとつあります。
メニューはタコライスや紅芋アイスパフェ、豆腐ハンバーグなどの1品メニューなどバリエーション豊かです。
所在地:沖縄県八重山郡竹富町竹富379
営業時間:10時30分~16時
休業日/不定休
電話番号:0980-85-2253
支払方法:クレジットカード不可
※席の予約可
竹富島観光の移動手段は4つ
竹富島観光の主な移動手段は水牛車、自転車、バス、タクシーです。レンタカーはありません。
水牛車は島内の中心部、集落の周遊ツアーなので、好きなところに行けるわけではありません。しかし、せっかく竹富島に来たなら、のんびり水牛車で集落内を散策してはいかがでしょう。
私はフェリーのチケットと併せて予約できた、新田観光さんを利用しました。はなちゃんに引かれ、集落をのんびりとお散歩。穏やかな性格のはなちゃんは、途中でトイレ休憩を挟んだりマイペースでした。笑
ガイドのおじいの話と三線、沖縄民謡を聞いていたら、あっという間に30分の水牛車ツアーは終わってしまいました。
竹富島観光の半日モデルコース
9時30分 石垣島からフェリーで竹富島へ
9時45分 竹富島に到着
10時 水牛車ツアーに参加
10時30分 集落を散策
11時30分 ランチ
13時 カイジ浜で星の砂探し
14時 コンドイビーチでのんびり
15時20分 帰りのフェリーに乗船
竹富島に来たら、まずは水牛車ツアーに参加。集落を散歩して、町並みを楽しみましょう。集落は国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
アスファルト舗装されていない白い砂の道、両脇には琉球石灰岩でできた石垣、ブーゲンビレアにハイビスカス…歩いているだけでハッピーな気分になる景色です。
水牛車ツアーが終わったら、徒歩で集落を散策。ランチも済ませたらバスか自転車でビーチへ移動します。
カイジ浜とコンドイビーチは砂浜が続いているので、バス移動ならそのまま観光できます。
竹富島観光をする際の注意点
竹富島の道路はアスファルト舗装されていません。雨が降った後は水たまりやぬかるみがあちこちにあります。
日帰りでの観光は、帰宅時間にも注意しましょう。竹富港から石垣港への最終フェリーは、17時50分発です。フェリーへ乗り場へバスやタクシーで行こうとしても、すぐに来るとは限らないので、最終フェリーに乗る予定の人は早めに港に向かいましょう。
竹富島観光まとめ
竹富島内にはきれいな海や飲食店が点在しています。お店は集落にまとまっているので、中心部なら徒歩でも移動できるくらいです。
集落内は水牛社のツアーで散策し、バスや自転車、タクシーでビーチまで移動するといいでしょう。
集落から海まで周っても、半日あれば十分楽しめます。石垣島旅行の際は、ぜひ竹富島も観光してみてくださいね。