冬の沖縄旅行でのアクティビティといえば、ホエールウォッチング。野生のザトウクジラを見られる貴重なチャンスで、日本人だけでなく外国人観光客にも大人気です。
しかし、ホエールウォッチングツアーに参加したいけれど、船酔いしないか心配な人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、船酔いしないコツや注意点などを、実際にホエールウォッチングツアーに参加した感想と併せて紹介します。
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Contents
沖縄でホエールウォッチングできる時期は?
沖縄でホエールウォッチングできる時期は、12月〜4月ごろまでです。12月下旬から、アラスカのアリューシャン列島に住むクジラが、沖縄にやって来ます。
温暖な沖縄の海で子どもを産んで育てるために、クジラは6,000キロメートル以上の距離を泳いで来るのです。2月・3月には特にクジラが多くなります。
クジラが姿を現すのは沖縄本島の西側、那覇から本部町の辺りの海です。
沖縄のホエールウォッチングツアーの料金相場と選び方
ホエールウォッチングツアーは、沖縄のさまざまな業者が開催しています。参加料金は大人が5,000円〜6,000円、子どもは3,000円〜4,000円くらいが相場です。一般的に、料金にはライフジャケットのレンタル料と保険料が含まれています。
ホエールウォッチングツアーの出発地は、沖縄本島では主に那覇と北谷町、恩納村、本部町の港です。滞在先のホテルや旅行プランに合わせて、出発地を選ぶといいでしょう。
離島だと、座間味島や慶良間諸島が、ホエールウォッチングスポットとして人気です。ホエールウォッチングツアーを選ぶ際には、出発地と料金、時間から選びましょう。
ホエールウォッチングで船酔いしないコツ
ホエールウォッチングで船酔いしないコツは4つあります。
船酔いしないコツ①乗船前の食事は控えめにする
風が強い日は、船は大きく揺れる可能性があります。乗船直前の食事は、控えめにしましょう。
満腹な状態で船に揺られると、普段は乗り物酔いしない人でも危険です。かといって、空腹もおすすめしません。適度に食事しておく方が、船酔いしづらいといわれています。
船酔いしないコツ②船酔いしにくい場所に座る
風が強くない日でも、船に乗る場所によっては大きな揺れを感じます。船酔いしやすい人、子ども連れの人は、船の先頭寄りの席に座るのがおすすめです。
船がスピードを出したときや波の向きによっては、船尾の方は上下に大きく揺られます。
ただし、船に乗るのは受け付け順であるケースが多いです。事前にスタッフへ船酔いしやすい旨を伝え、船酔いしづらい席に座りたいとお願いしておきましょう。
船酔いしないコツ③大型の船を選ぶ
小さな船は、波による揺れを感じやすいです。船酔いしやすい人は、大きく安定感がある船を選ぶのがおすすめです。
ホエールウォッチングツアーを主催する業者へ船の大きさを確認しておきましょう。
沖縄のCeruleanBlue(セルリアンブルー)という会社は、那覇発のツアーでは沖縄県内唯一の高速水中観光船を使用しています。減揺装置搭載なので停船時の横揺れが少なく、水中観察室からも海を見られます。
船酔いしないコツ④酔い止め薬は乗船30分前までに飲む
船酔いしやすい人は、酔い止め薬を飲むかと思いますが、タイミングが重要です。乗船1時間〜30分前には、酔い止め薬を飲んでおきましょう。
ただし、酔い止め薬を飲むタイミングが早過ぎると、途中で効果が切れてしまうかもしれません。ホエールウォッチングツアーの受付時間ではなく、出港予定時刻から逆心して酔い止め薬を飲みましょう。
ホエールウォッチングでの服装
冬の沖縄は、北風が吹くと気温よりも体感温度がぐっと下がります。また、晴れていても海の上は陸よりも風が強いため、防寒アイテムを用意しておくのがおすすめです。
特に午後の便は、港を出るときは暖かくても、港に戻るころにはだいぶ涼しくなってきます。
風を通さない素材の羽織りものを用意しておきましょう。風が強そうな日は、厚手のジャケットだと安心です。
ホエールウォッチングツアーの体験レポ
私は1月末の土曜日、CeruleanBlueさんによる北谷発のツアーに、7才の息子&友人親子と一緒に参加しました。
クジラとの遭遇率はなんと98%で、もしもクジラを見れなかったら全額返金または最乗船できるとのことで、こちらのホエールウォッチングツアーを選びました。
受付〜乗船
集合場所は北谷の浜川漁港でした。13時30分発で、集合時間は13時。13時前くらいに浜川漁港に着くと、すでに人がちらほらいました。
カラーコーンに貼ってあった案内に従い、漁港入り口の右側に車をとめて、受け付けへ。漁港の施設使用料として大人200円、子どもは100円を現金で支払います。ちなみに那覇港の場合は、駐車料金が500円かかるそうです。
受付で名前を書いてガイドブックを受け取ったら、乗船時間まで待ちます。トイレは船内にもありますが、港で済ませておくのがおすすめです。
13時20分ごろになると、スタッフがツアーの参加者を集めて点呼をとりました。この日は人数が多かったため、2つの船に別れて乗船。船に乗ったらライフジャケットを着ていざ出港です!
クジラの出没スポットへ
船に揺られること約40分。エンジン音が急に静かになったと思ったら「くじらの目撃情報があった地点まで来ました!」とのアナウンスがありました。
船の先頭の方と2階のデッキに移動してクジラを見られましたが、2階に行けるのは安全のために大人だけとのことでした。
私は子どもと船の先頭の方へ移動しましたが、クジラはなかなか姿を見せず。15分ほど待機した後、急に船が移動を再開。どうやら、レーダーでくじらの位置を確認しながら、移動しているようです。
3ヶ所目のポイントに移動し「クジラが見当たらないなぁ…」と諦めモードになってきたとき。とうとうクジラが見えました。しかも2頭です!
この後も尻尾を出したり潮を吹き上げたり、クジラが3回ほど姿を見せてくれました。無事に鯨を見られたところで、ちょうどタイムリミット。浜川漁港へと戻りました。
ホエールウォッチングツアーに参加した感想
よく写真で見るような、至近距離&ダイナミックな光景ではなくありませんでしたが、やっぱり生でクジラを見れたときはテンションがアップ。冬の沖縄ならではの体験ができて楽しかったです。大海原から眺める海や街の景色もキレイでした。
息子の感想は「くじら見れてすごかったけど、船に乗って眠くなった。」とのことです。笑
クジラのいるポイントまで移動するのにけっこう時間がかかり、息子は途中で寝ていました。ちなみに、私が参加したつホエールウォッチングツアーに参加していた子どもは、全員で3〜4人ほど。ホエールウォッチングツアーは、ある程度大きくなってからの方が楽しめるのかなと思います。
沖縄のホエールウォッチングまとめ
沖縄でホエールウォッチングできる時期は、12月下旬〜4月上旬ごろまでです。ホエールウォッチングツアーは、沖縄本島では那覇市と北谷町、恩納村、本部町の港から出発します。
料金は大人が5,000円〜6,000円、子どもは3,000円〜4,000円が相場です。
野生のクジラを見る機会はなかなかないので、冬に沖縄に来る予定がある人は、ホエールウォッチングツアーに参加するのもいいのではないでしょうか。
ホエールウォッチングツアーに興味があるけれど船酔いしやすい人は、乗船前の食事は控えめにする、船の前の方に乗る、大型の船を選ぶなどの対策をしましょう。