沖縄本島南部、みどり豊かな八重瀬町にある屋宜家(やぎや)。
登録有形文化財に登録された琉球古民家で上品な沖縄そばをいただけます。
沖縄らしい雰囲気をたっぷり感じられるので、南武旅行の際にはぜひ立ち寄りたいお店のひとつです。
屋宜家のメニューやおすすめの料理を写真付きでご紹介します。
琉球古民家の沖縄そば屋

屋宜家は沖縄の伝統的な建築様式で造られています。
入り口はブーゲンビレアのアーチ、平屋の屋敷に赤瓦の屋根。
門と家の間には「ひんぷん」という壁があります。
沖縄では魔物は角を曲がるのが苦手だといわれているため、ひんぷんは魔除の役割も果たしているんです。
ブーゲンビレアの下をくぐってひんぷんの左側へと周ると、広い庭にガジュマルの木とテラス席。

そして、母屋と「あさぎ」と呼ばれる離れがあります。
那覇から車で30分の場所とは思えない、静かでおだやかな空間です。

母屋は築約70年、戦後すぐ建てられました。
玄関はなく、縁側から建物の中へと入るのが昔ながらのスタイル。
店内には縁側で靴を脱いでから上がります。
4人席が5つ、2人席が1つ。
隣の席との間隔にゆとりがあり、小さな屏風で仕切られています。

古民家の飲食店はエアコンがないところもありますが、屋宜家はエアコンも完備。
那覇のお店に比べると店内も駐車場も広いので、ゆったりと食事を楽しめます。
離れの中は2部屋の個室になっていて、4名以上の利用で予約することができます。
ふすまを開ければ最大で20人での貸切利用も可能。
屋宜家のメニュー

屋宜家のメニューは、単品やスイーツが豊富です。
少食な人は沖縄そば単品で、たくさん食べたい人はセットメニューや単品を組み合わせたりとボリュームの調節ができます。
・アーサそば単品 800円
・ゆし豆腐アーサそば 770円
・ソーキそば 770円
・三枚肉そば 670円
・お子様そば 400円
・じゅーしー 200円
・じーまみ豆腐 220円
・本ソーキ 450円
・黒糖きな粉アイスクリーム 450円
沖縄そばの大盛りはプラス100円。
沖縄そば単品には漬物が付いていて、プラス130円でじーまみ豆腐・もずく酢の小鉢もセットに。
プラス230円だと小鉢にじゅーしーも付いてきます。
全メニューテイクアウトもOKです。
注文する料理が決まったら、用紙に自分で書き込んで店員さんに渡します。
おすすめの沖縄そば

男性客に人気の本ソーキそばセット(1000円)。
太めでコシのあるそば麺に、上品で自然な味わいの出汁。
ソーキは箸でするっと骨がはがれるくらい柔らかく煮込まれています。
味付けは控えめですが、肉のくさみはありません。

そして、具だくさんで香ばしいじゅーしー。
昼過ぎには売り切れてしまうこともある人気料理です。
シャキシャキのもずく酢はさっぱりした味付け。
じーまーみ豆腐は甘さ控えめのタレで、ペロリと食べられます。

女性人気なのが、ゆし豆腐アーサそば。
豆腐とアーサがたっぷりトッピングされています。
そば麺にもアーサが練りこまれていて、つるっとした喉越しです。

こちらも名物の黒蜜きな粉黒糖ぜんざい(400円)。
マイナスイオン水でつくられた氷はキメが細かくフワッとしています。
黒糖でじっくり煮込まれた豆は、皮が柔らかくてふっくら。
甘すぎない大人の味です。

自家製のくずもちもおすすめ。
もちもちとした食感で、和スイーツ好きにはたまらない逸品です。
雰囲気がよくスイーツメニューも充実しているので、ランチタイムだけじゃなく、ティータイムにも利用したい沖縄そば屋さんでした。
屋宜家(やぎや)の基本情報

電話番号/098-945-3501
営業時間/11時~16時
定休日/火曜日
支払方法/クレジットカード可
駐車場/無料駐車場あり
テイクアウト/可
WEB/屋宜家公式サイト
アクセスマップ・所在地
沖縄県島尻郡八重瀬町大頓(やえせちょうおおとん)1172番地
※那覇空港より有料道路を利用して車で約30分
屋宜家周辺の立ち寄りスポット
知念岬公園は、沖縄南部にきたら外せない観光スポットです。
見晴らしが良く、晴れた日には海の向こうに離島が見えます。
地元の人ものんびりピクニックを楽しむ、みんなの憩いの場。
のんびりと美しい風景を楽しみたい場所です。
知念岬公園には屋宜家から車で約20分で着きます。

沖縄グルメを満喫するなら奥武島へ。
沖縄県民のソウルフード、沖縄天ぷらが名物の車で行ける小さな離島です。
沖縄天ぷらは一般的な天ぷらとは少し違って、厚めの衣。
大人はおつまみに、子どもはおやつに食べたりします。
3つの有名な沖縄天ぷら店があるので、島を散歩しながら食べ比べをしてみては。
奥武島へは車で約10分です。
