沖縄を訪れたらまず味わいたいのが、サーターアンダギー。お土産屋やコンビニ、観光施設など、県内の至るところで手に入りますが、本当においしい一品を選びたいですよね。
そこで今回は、地元・沖縄県民ライターが厳選した、リピーター続出の人気専門店を紹介します。実際に食べて「おいしい!」と思ったお店のみ厳選しました。
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沖縄県民ライター厳選!サーターアンダギーの名店7選
さーたーあんだーぎーの店 安室/那覇市・西原町


さーたーあんだーぎーの店 安室は、「安室養鶏場」のニワトリが産んだ卵を使用した、体に優しいサーターアンダギーのお店です。安室養鶏場は、やんばるの大自然の中、木酢酸粉末を飼料にニワトリを育てています。
木酢酸粉末を飼料にしたニワトリの卵は、コクと風味が特徴。そんな卵をたっぷり使用したサーターアンダギーは、ふわふわしっとり。賞味期限が約2週間と長く、時間が経っても油くさくならないので、お土産にも最適です。
味は白糖と黒糖、紅芋の3種類。8個入りで白糖が680円、黒糖730円、紅芋740円です。店舗は那覇の石嶺と平良、西原にもあります。
所在地:沖縄県那覇市首里石嶺町1-132-5(首里石嶺店)
※那覇空港から車で約20分
電話番号:098-887-5509
営業時間:9時~18時
定休日:水曜日・日曜日



歩のサーターアンダギー/那覇市(国際通り)


牧志公設市場内にある、歩のサーターアンダギー。1992年創業の人気店で、「幻のサーターアンダギー」との呼び声高い名店です。沖縄旅行では「必ずここに来る!」というファンも多く、午後には売り切れてしまうことが度々あります。
メニューはシンプルにプレー味のみです。サーターアンダーギーは味が濃くて、洋菓子のような風味がします。生地はきめ細かく、パサつき感が全然ありません。材料は小麦粉と砂糖に牛乳、ベーキングパウダー、菜種油。そしてピーナッツバターと卵の卵黄だけ使用していることが、おいしさの秘密だそう。保存料は無添加です。
原材料高騰などの理由から、2025年10月に価格を改定するとのことで、サーターアンダギー 6個入で750円になります。
所在地:沖縄県那覇市松尾2−10−1 牧志公設市場 仮設市場 2F
※那覇空港から車で約12分
電話番号:098-863-1171
営業時間:10時〜売り切れ次第終了
定休日:水曜日・日曜日



琉球菓子処 琉宮 平和通り店/那覇市(国際通り)


琉球菓子処 琉宮では、オリジナリティあるフレーバーのサーターアンダギーが食べられます。
フレーバーはプレーンと黒糖、黒ごまきな粉、ココナッツの4種類です。ばら売りだとプレーンと黒糖が1個130円(税込)、ココナッツと黒ごまきな粉は1個170円(税込)。箱入りもあるので、お土産や贈り物を探している人におすすめです。
小麦粉を3種類ブレンドし、新鮮な卵を使用したというサーターアンダギーは、上品な味。ココナッツフレーバーは、サーターアンダギーの周りにココナッツファイバーがまぶしてあり、サクサクと楽しい食感です。優しく自然なココナッツの甘さが口の中に広がります。黒ごまきな粉は風味豊かで、濃い目のお茶にぴったりです。
店内のイートインスペースでは、サーターアンダギーや沖縄ぜんざいなどの沖縄スイーツをいただくこともできます。
所在地:沖縄県那覇市牧志3-1-17
※那覇空港から車で約12分
電話番号:098-869-6040
営業時間:10時30分〜18時
定休日:第3木曜日



松原屋製菓/那覇市(国際通り)


松原屋製菓は、国際通りのドン・キホーテの脇、市場本通商店街にある創業60年以上の老舗です。国際通り周辺でサーターアンダギーといえば、こちらのお店を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ばら売りのサーターアンダギーは1個120円〜、バナナや紅芋、パイナップルなど種類がたくさんあり、色々な味を試せます。少し大ぶりなサーターアンダギーは、素朴で懐かしい味。しっとりとしてホロリとした食感です。
サーターアンダギー以外にも、縁起物の「のまんじゅう」やちんすこう、こんぺんなど沖縄のお菓子がたくさんあります。伝統的なお菓子をお土産にして、お家でも沖縄気分を味わってはいかがでしょう。
所在地:沖縄県那覇市松尾2-9-9
※那覇空港から車で約12分
電話番号:098-863-2744
営業時間:9時〜18時
定休日:水曜日



うなりざき/那覇市


うなりざきは、紅芋サーターアンダギーの専門店です。タレントのGACKTさんがテレビで紹介していたことから、一時は予約しないと買えないなんてこともありました。
2025年8月現在は、通常モードになったようですが、売り切れることも多いので電話で取り置きするか在庫確認してくのがおすすめです。
紅芋サーターアンダギーは、5個入りで600円です。現金以外の支払い方法は使えません。紅芋が練り込まれた生地は優しくて濃い甘さ。揚げたてはサクサク、時間が経ってもあぶらっこくないと評判です。
駐車場はなくみんなお店の前に停める感じですが、住宅街なのでじゃまにならないようにご注意ください。
沖縄県那覇市若狭3丁目6-8
※那覇空港から車で約7分
電話番号:098-866-7596
営業時間:9時30分〜15時
定休日:日曜日



かぼ天のなかそね/沖縄市


かぼ天のなかそねは、かぼちゃをたっぷり練り込んだ黄色いサーターアンダギーが地元民に人気のお店です。サクッとした食感で、かぼちゃの素朴な甘味が口いっぱいに広がります。時間が経ってもサクサクです。
サーターアンダギーは1個100円です。大ぶりなサーターアンダーギーは揚げるのに30分かかるため、できている分がなくなってしまうとしばらく待つことになります。周りに時間を潰すようなところもないので、事前に電話をしてから行くといいかもしれません。
また、お店があるのは住宅の1階です。住宅街の細い道を通って行くので、運転には気を付けてください。
所在地:沖縄県沖縄市胡屋6丁目7
※那覇空港から車で約50分
電話番号:098-932-4109
営業時間:7時〜15時
定休日:日曜日



琉球銘菓三矢本舗/県内各地


三矢本舗は、県内各地に店舗を構えています。本店の恩納村店をはじめ、許田の道の駅・南城市の道の駅・恩納村の道の駅、万座毛、うるまシティプラザと全6店舗です。
揚げたてをどんどん出してくれるので、アツアツを食べれるのが三矢本舗の魅力。外はカリッ、中はふんわりの王道なサーターアンダギーです。
種類はプレーン・黒糖・紅芋・田芋・バナナ・かぼちゃ・ココナッツ・モカ。タンカンやレモンなど、季節のフレーバーも登場します。
サーターアンダギーは1個120円〜。10個買うとおまけが1つもらえます。


恩納村の道の駅「なかゆくい」にある店舗限定の「琉球三矢ボール」も隠れた人気商品です。ポンデケージョのようなもっちりした食感の生地の中に、あんこが入っています。1日100個限定なので、琉球三矢ボールを買いたい人は早めの時間に行くのがおすすめです。
おんなの駅なかゆくい市場店
※那覇空港から車で約55分
所在地:沖縄県国頭郡恩納村字仲泊1656-9
電話番号:090-6861-1943
営業時間:10時〜18時
定休日:なし



沖縄とサーターアンダギーの歴史


沖縄の方言で、サーターアンダギーは「砂糖の天ぷら」を意味します。昔は砂糖が貴重だったため、来客をもてなす際に出された高価なものでした。
サーター=砂糖
アンダ=油
アギー=揚げる
サーターアンダーギーの起源は、琉球王朝時代です。中国の開口笑(カイコウショウ)という揚げ菓子が中国から伝わり、サーターアンダギーになったといわれています。
生地を揚げているとできる割れ目が笑った顔に見えることから、サーターアンダーギーは縁起物とされ、お祝いの席には欠かせないお菓子です。



沖縄に来たらおいしいサーターアンダギーを食べよう!


以上、おすすめのサーターアンダギーと歴史についてでした。
観光しながらの食べ歩きにも、ドライブ中のおやつにもちょうどいいサーターアンダギー。冷凍保存することもできるので、沖縄旅行の際にはたくさん買って帰ってくださいね!


