南城市にある小さな離島、奥武島(おうじま)。
沖縄を代表するローカルグルメ「沖縄天ぷら」の人気店が3つあり、沖縄県民から観光客まで沖縄天ぷらを求めて多くの人がやってきます。
那覇空港から車で約40分。周辺には人気の観光スポット斎場御嶽やあざまサンサンビーチ、新原ビーチがあり、観光の際に立ち寄りやすい点も魅力です。
そんな奥武島にある3つの天ぷら屋さんの違いやおすすめのメニューなどを、沖縄天ぷらの魅力にとりつかれた移住者ライターが詳しく紹介します!
Contents
沖縄天ぷらって?

沖縄天ぷらは、沖縄県民のソウルフードです。
一般的な、サクッとした衣に天つゆをつけて食べる天ぷらとは少し違います。
フリッターのように衣がぽてっとしていて、しっとりした食感。
下味がしっかりめなのでそのままでもおいしく食べられますが、沖縄ではウスターソースをつけて食べるのが一般的です。
おかずとしてはもちろん、子どもがおやつとして食べたり、おつまみにもぴったり。

奥武島の天ぷら店を食べくらべ
沖縄天ぷらはおいしいけれど、お店によってそんなに違いがあるのか?
実際に島を歩いて1周しながら食べくらべをしてみました。
奥武島の入り口にある中本鮮魚天ぷら店

1軒目は、中本鮮魚天ぷら店。
島の入り口である奥武橋を渡ってすぐ右手、奥武島に着いて最初に見えるのがこちらのお店です。
観光客が多く訪れる人気店で、お店の前の駐車場には代わる代わる車がやってきます。
地元の人が袋いっぱいに大量の天ぷらを買って帰える姿もちらほら。

まずは、注文カウンター前にある台で注文用紙に記入。
食べたい天ぷらの横に数を書き込んでレジに持って行きます。
天ぷら以外にも、紅芋コロッケ・メンチカツ・揚げパン・もちもちポテトなどあらゆる揚げ物があります。
ほとんどのメニューが75円。
メンチカツは130円、揚げパンは135円です。
レジの脇にテーブルが用意されていますが、せっかくなので目の前の海を見ながら食べるのがおすすめ。

こちらはもずく天ぷら。
サクサクカリカリで中はもっちり。
てんぷら自体の味はそんなに濃くありません。
ソースと醤油は有料で、1カップ25円で売っています。
住所/沖縄県南城市玉城奥武9
電話番号/098−948−3583
営業時間/10時〜18時30分(10月〜3月は18時まで)
休業日/木曜日(木曜日が祝祭日の場合は水曜日)
※電話での注文予約もできます
→中本天ぷら店の公式サイト
いつでも揚げたての大城てんぷら店

沖縄県民に人気なのが大城天ぷら店。
開店直後の11時過ぎに行くと、すでに行列が…!
他店に比べるとウチナーンチュの若者グループが多い印象です。
こちらのお店も注文用紙に記入してレジに持って行くシステム。
大城天ぷら店では注文が入ってから天ぷらを揚げていくので、混んでいると天ぷらをもらうまでに少し時間がかかります。
お店の前に用意されたベンチで5分ほど待つと、レジから番号を呼ばれました。

こちらはアーサの天ぷら。
沖縄の天ぷらでは珍しく、平たくて大きな天ぷらです。
揚げたてなので熱々サクサク、おやつみたいです。
さかなの天ぷらは分厚いマグロが入っていてしっとりジューシー。チキンみたいな食感ですごくおいしかったです!
ソース1個目は無料でもらえますが、2個目からは有料(10円)。

天ぷらは全品80円。
さかな・イカなどのスタンダードな具材の他には、うむにー(芋煮)・田芋など。
レジ横にはおいしそうなジューシー(120円)とポークたまごおにぎり(税込160円)も売っていて、天ぷらと一緒に地元の若者たちは購入していました。
沖縄そば(450円)・ミルクぜんざい(230円)など天ぷら以外のメニューも多く、かなりリーズナブルです。
沖縄県南城市玉城奥武193
電話番号/098-948-4530
営業時間/11時〜18時(夏季は19時まで)
休業日/月曜日
変わり種メニューが楽しい!てるちゃん天ぷら

最後はてるちゃん天ぷら。
海ぶどう・チーズかにかま・ライスボールなど他店にはない少し変わった沖縄天ぷらが食べられます。
値段は全品70円。
オーダー用紙はなく、レジで口頭で注文します。
ソースや塩はレジ横にあるものをセルフで持って行ってOK。

もずく天ぷらはニラや人参などがたっぷり入っていて、かき揚げのような感じです。
衣のサクサクともずくのシャキシャキとした食感が同時に楽しめます。
てるちゃん天ぷらの沖縄天ぷらは、どれもカリッとした食感で味もしっかりめ。
目の前にある「いまいゆ市場」で海鮮丼を買って一緒に食べるのもおすすめです。

沖縄県南城市玉城奥武41
電話番号/080-6480-1395
営業時間/11時30分〜19時
休業日/月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
奥武島の天ぷら屋さんの比較まとめ

中本鮮魚店ぷら店・大城天ぷら店・てるちゃん天ぷらの特徴をまとめます。
【中本鮮魚店ぷら店】
・10時からと開店時間が1番早い
・揚げパンがある
・天ぷらの衣はぶ厚くて柔らかめ
【大城てんぷら店】
・揚げたてが食べられる
・お昼どきは混んでいる(地元の若者多め)
・天ぷらの衣が薄めでサクサクしている
・沖縄そばやポークたまごおにぎりもある
【てるちゃん天ぷら】
・海ぶどう天ぷらなど変わったメニューがある
・天ぷらはカリカリで味付けがしっかりめ
・ソースや塩が無料
・他のお店に比べると空いている
沖縄天ぷらは、お店によって具材や衣のテイストが全然違います。
好みのお店を目指していくのもよし、3つのお店を食べ比べするのもよし。
奥武島でお気に入りの天ぷらを見つけてくださいね!
奥武島周辺の立ち寄りスポット
奥武島で天ぷらを食べた後は知念岬までドライブ!
高台から南城市の美しい海をのぞむ絶景の公園です。
奥武島から車で約20分の距離。

まだまだ食べられる!という人は、屋宜家へ。
琉球古民家の素敵な沖縄そば屋さんです。
自家製のぜんざいやくずもちなどのスイーツも美味しいので、おやつの時間に行くのもあり。
