南城市にある隠れ家カフェ山の茶屋 楽水。
静かで落ち着いたお店で、海を眺めながら体に優しいご飯が食べられます。
琉球ガラスなどの小物があったり、大きな絵画がたくさん飾られていてアート好きな方にもおすすめ。
素敵な店内や景色・料理などの写真付きでご紹介します。
Contents
山の茶屋は本当に山の中にある

山の茶屋は山の中腹にあって、お店まではこの階段を上って行かなくてはいけません。
1つ目の長〜い階段を上って、2つ目も長い階段を上って、3つ目の短い階段を上ったら…

お店に到着です!
段差が大きくてけっこう大変だけど、きれいな山道なので気持ちよく階段をのぼれます。
店内には靴を脱いでから入ります。
中は2階建てになっていて、2階にある窓際のカウンター席へと案内されました。

山の木々と青い海、最高の眺めです。
窓は開けることができて小鳥のさえずりが近くに聞こえます。

窓際のカウンター席は10席、4人がけのテーブル席が2つ、奥に見える座敷には大きなテーブル席が3つありました。
カウンター席も座敷タイプです。
ベジタリアンなランチメニュー
沖縄の食材をふんだんに使用した、ベジタリアンな山の茶屋のメニューはこんな感じ。
・バジル冷麺 950円
・いもくじ天ぷら 800円
・3種のチーズピザ 1000円
・じーまーみ豆腐 250円
・フレッシュサラダ 450円
・アールグレイシフォンケーキ 450円
・シークァーサーシャーベット 450円
ヘルシーな自然派そば

楽水そば(1050円)は三枚肉もソーキも乗っていません。
大きな厚揚げ豆腐と、肉に見えるのはテンペのようでしっとり柔らか。
生姜やかいわれ、ミニトマトなどの野菜がトッピングされています。

優しい味わいの出汁にツルっと喉越しのよい麺。
自家農園で無農薬栽培した小麦を使って作った自然派のそばです。

じーまーみ豆腐はもっちりしていて濃厚、タレがなくても美味しく食べられます。
涼しげな器に入ったもずくもさっぱり、暑い日にもペロリと食べられるセットでした。
ピザ窯で焼いたパリパリピザ

さちばるピザ(1000円)はトマト・しめじ・パイナップル・ブロッコリーと地元の食材がたくさんトッピングされています。
トマトソースは塩気が強くないので、野菜の味をしっかり楽しめます。
ピザ生地も自家製の小麦粉を使用。

薄焼きの生地ですが、石窯で焼いているのでパリッサクッとしています。
こんなにトッピングが乗っていても食べ終わるまで生地がベチャッとしません。
写真で見る山の茶屋 楽水

1階はギャラリーになっていて、大きな絵画が飾ってあります。
沖縄の自然や伝承、人々の暮らしを題材に描いている野津唯一(のづただいち)さんの作品です。

こちらは那覇でリサイクルガラスを作っている奥原硝子製造のグラス。
ここにある作品は購入することもできます。

ギャラリースペースにも少し座席がありました。

ツルのはっている岩壁は、なんと山肌をそのまま利用しています。
建物やインテリア、絵画やメニューや景色など全てから素朴な雰囲気がにじみ出ています。
「自然を生かして人が癒される空間をつくる」というオーナーさんの熱い想いが静かに伝わってくる、そんなお店です。

ギャラリースペースの奥には緑に囲まれたテラス席があります。
木がたくさんなって海は見えないけれど、涼しい季節にはこんなテラス席でティータイムも良いですね。
さちばるの庭を散策

山の茶屋の上は「さちばるの庭」という散歩道になっています。
さちばるは沖縄の言葉で「崎原」、庭って言うけどかなりの山道感です!

ゴツゴツした石がたくさんあって足元が悪く、サンダルだと歩きづらかったのでスニーカーを推奨。
植物がすごく生き生きとしていて、みどりの香りがただよう庭は虫除け対策も必須。
実はここ、何百年も昔には段々畑として使われていた場所で、そのときに山道に並べられた石をほとんどそのまま残されているそうです。

「もともとあった樹木や草花・巨岩・先人たちが築いた石積みを主役にした庭です」と書いてあるプレートを見て、なるほど!と納得。
あまり人の手を加え過ぎず、自然と共存と言うよりは自然の中に迎え入れてもらっている、そんな風に感じました。

こちらは樹齢約200年の「うすくガジュマル」。
うすくとは石を抱くという意味だそうで、写真だとわかりづらいですが本当に大きな石灰岩にガジュマルが根を張っています。

頂上まで登ると南部を見渡せる展望台になっているそうです。
展望台まで行く予定でしたが、ガジュマルの先から道が険しくなりサンダルで歩き進めることに若干の不安を感じたのでここまででストップ。
人気のカフェ 浜辺の茶屋の系列店

お店の名前から察する人も多いと思いますが、山の茶屋は海沿いにある人気のカフェ、浜辺の茶屋の姉妹店です。
浜辺の茶屋はよく雑誌で取り上げられたりと有名なのですが、山の茶屋の方は意外と知らない人も多い模様。
こちらの方が静かで大人な雰囲気です。
また、干潮の時間に行くなら浜辺の茶屋より山の茶屋の方がおすすめ。
潮がひくと浜辺の茶屋は窓から見える景色が一面砂地と琉球石灰岩になることも。
山の茶屋は高いところにあるから浅瀬が干潮でも遠くの方には青い海が見えます。
山の茶屋 楽水の基本情報
電話番号/098-948-1227
営業開始/11時〜17時(月曜日は10時から)
※ラストオーダーはランチが15時・ドリンクとスイーツが16時30分
定休日/日曜日
支払方法/クレジットカード可
駐車場/無料駐車場あり
予約/可
アクセスマップ・所在地
住所 沖縄県南城市玉城玉城19-1
※那覇空港から高速道路を利用して約30分
ナビに設定するときの注意
ナビで「山の茶屋 楽水」と表示されている場所は山の中。
Googleマップで「山の茶屋 楽水 駐車場」と入力すると、第2駐車場あたりが表示されます。

第1・第2駐車場は浜辺の茶屋と共用。
第2駐車場の入り口に立って、正面にある小径に進んで行くとお店への階段が現れます。
山の茶屋へ行ったら立ち寄りたいスポット
食後は目の前にある新原ビーチへ。
海水浴や磯遊び、グラスボートにのってお魚ウォッチもできます。

おきなわワールドには車で約15分くらいで着きます。
琉球文化体験やハブ博物館・沖縄県内最大級の鍾乳洞も見応えあり。
